レベル3
「さあ、そろそろ出発しましょう、装備は大丈夫かしら?」
「うん、わたしは銅のつるぎに旅人の服だよ」
「わたしは僧侶メイスに僧侶の服です」
「わたくしはこん棒と200Gですわ」
「「オカネモチ!そのお金で防具買いなよ!」」
「お父様50Gしかくれなかったんでしょ?わたくしずっとお小遣い貯めてたの!旅の資金に使って!」
「「ムッチャええ子だわ!」」
「うんうん、私は手甲とけいこぎよ、じゃあプリンの防具買いに行くわよ!」
「「「はーい」」」
3人で元気良く返事をする。
「旅人の服70Gと皮の盾120Gで190Gになります、武器や防具は装備しないと意味ないからな」
「「「高いわ!」」」
プリンのお金すぐに無くなったよ、装備ってこんなに高かったんだ。武器屋さん来たことなかったから知らなかったよ。
「こんなものよ、一万Gを越える物だってあるんだからこれから勉強していきましょ」
ルイーダさんが居てくれて本当に良かった。サクラとプリンの3人だったらどうなっていたことか。
「準備も終わったし、まずはレーベの村に向かうわよ」
「「「えいえいおー!!」」」
アリアハンの西門を出てレーベに向けて出発した。
「レーベにはこのまま西に進んだあと橋を越えたら北に進むわよ、順調にいけば日が暮れる前には着けるでしょうね」
レーベは農業が盛んでアリアハンにも食料来てるけど、実際に行ったこと無かったな。
「橋を越えたらモンスターは強くなるからその前にスライム相手に戦闘するわね」
「おぉー!スライム!初戦闘だ」
みんな近接武器を持っているが、ルイーダさんが先頭、次がわたし、後にサクラとプリンが続く隊列になる。
「さぁスライムのお出ましよ!戦闘開始よ!」
スライムが3匹あらわれた。ルイーダさんが1匹を攻撃!わたしも違う1匹を切りつける、一撃で倒したのが分かる。サクラとプリンの連続攻撃で最後の1匹が倒れる。
「やったー!勝った」
「ふふん、こんなものね」
「初勝利ですわ!」
「みんな良い動きだったわよ、これなら心配無いわね」
ルイーダさんは私たちを誉めながら、スライムを袋に入れていく。
「そのまま袋に入れるの?」
「ええそうよ、あとで町で素材取ったりして換金するのよ」
「あのー、袋ってどのくらい入るのですか?」
「さぁ?生き物以外は何でも入るし、入る限界も聞いたこと無いわね」
「「「ふくろスゲーー!!」」」
「精霊ルビス様とゴサンケ三柱神の力みたいよ」
ゴサンケ三柱神とは、音神ス様、絵神ト様、文神ホ様の事で世界を創った神様たちである。神様の力で出来た袋ならすごいのは納得ですね。
○パーティメンバー
・勇者:ミィナ
・武闘家:ルイーダ
・僧侶:サクラ
・商人:プリン




