創生。
私たちは
世界の終わりも始まりも
日常で夢みている
夜中に目を閉じれば
意識は暗闇の深淵に沈み
全てを忘れるように眠る
空も星も消え
知っていることも見て来たものさえ
何事も無かったかのようにして
その瞬間も道程も
つぶさに感じる間もなく
眠りに落ちる
世界の創生
夢に目覚める時
それまでに世界が創られゆく過程も瞬間も
意識の生まれゆく前の世界ゆえに
知ることは難く
まるで目覚めた瞬間に
あたかも世界がそこにあるかのようにして見える
真夜中の夢に
繰り返される創生を瞬時に読み取り
記憶にさえ残らない内に
日常に刻まれた肉体の記憶をもとに
私たちの世界が夢をみせる
まれに
世界の始まりをみるものもいるだろう
同時に
世界の終わりをしるものもいるだろう
しかし、意識からは遠く
忘れる
そうやって繰り返される世界の創生を忘れながら
魂は意識を獲得して
私たちが仮定して呼ぶ無とか闇より生まれる
何も無い場所のはずに生まれた振動
永遠という時の流れよりももっと大きな
時間の生まれる前
そうか
時間が生まれたからなのかもしれない
時が生まれることにより変化が生じる
光とは何だろう
存在しようとする前の姿なのか
そういうものの次元の外にさえいて
全ての枠組み──つまり、世界の外側に
また知りえない世界が広がり続けている
とらえどころなく
また私は
意識の底に深く
無意識の果てへと落ちる
深い眠りに
目を開けて飛び込む
そんなことは不可能に近く
ゆえに自ら知ることは難く
理解の枠組みさえ及ばず
宇宙や世界と意識が同化するころには
肉体を離れて
忘れてしまうのかも知れない
しかし魂には
想い出せないだけの全ての記憶が
世界の創生も終わりも
全てが丁寧に刻まれている
そんな気がする今という時間
肉体には苦しみはあれど
得難き気づきも心触れ合う喜びもある
昨日は、そんなことを感じた




