コロナ対策にかまけすぎて結婚数・妊娠数・出生数が大幅に減少するのは本末転倒だと思う
さて、コロナの感染拡大が騒がれてる昨今ですが、欧米や南アメリカ、インドなどのように死者数がうなぎ上りというわけではありません。
しかし、そのために発動されている緊急事態宣言などの影響で経済活動の停滞はかなりのものがあり、2020年の日本人の出生数は、前年比▲1.9%の84.7万人となる見通しで、さらに妊娠届出数が前年比大幅減で推移しているため、2020年の妊娠届出数は前年比▲4.4%となり、2021年の出生数は前年比▲7.5%の78.4万人まで落ち込む予測ですね。
婚姻件数も2020年は53万7,583組で、前年と比べ7万8,069組少なく、増減率は-12.7%と大幅に減少しています。
コロナ禍によって、少子化が一般的な想定より一気に10年前倒しで進むことになりそうなのですね。2020年の国内の死亡数は前年より約9千人減少したことが22日分かった。死亡数は高齢化で年平均2万人程度増えており、減少は11年ぶり。新型コロナウイルス対策で他の感染症が流行せず、コロナ以外の肺炎やインフルエンザの死亡数が大きく減少したためとみられる。
厚生労働省が22日に発表した人口動態統計(速報)によると、20年に死亡したのは138万4544人で、前年より9373人(0.7%)減った。速報に死因別のデータはない。
同省が9月分まで発表している死因別の死亡数(概数)によると、前年同期より最も減少したのは呼吸器系疾患で約1万6千人減っていた。内訳は肺炎(新型コロナなどを除く)が約1万2千人、インフルエンザが約2千人減っていた。
新型コロナの感染対策としてマスク着用や手洗い、手指消毒などが広がり、他の細菌やウイルスが流行しなかった影響とみられる。
一方、各自治体に報告された新型コロナ感染者の死亡数は1年間で約3500人。コロナ対策による死亡数の減少幅の方が大きかったことになる。
このほか心筋梗塞や脳梗塞など循環器系の疾患も約8千人減少した。救急患者のたらい回しは生じたが、救命できずに死亡数が急増する事態には陥っていなかった。
9月分までの死亡数で前年同期より最も増えていたのは老衰で、約7千人増加していた。老衰は高齢化の影響で2000年代に増加傾向が続いている。
2020年の国内の死亡数は前年より約9千人減少で呼吸器系疾患で約1万6千人減って、特に肺炎が約1万2千人、心筋梗塞や脳梗塞など循環器系の死者も約8千人減少でした。
しかし老衰の死者は約7千人増加しているのですね。
コロナでの死者を減らそうとするのはいいのですが、老人を9千人ほど死なせないがために、5万もの大幅な婚姻や妊娠が減少してしまっては本末転倒すぎると思うのですが。
緊急事態宣言を出して休業要請はしますが、経済的支援はしません、オリンピックはやります、では国が滅びますよ。