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如来ストリーム  作者: 古屋裕
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如来ストリーム 瓊瓊杵尊

如来ストリーム。


やあ、皆さん、素敵なゲストと、楽しい時間をお届けする如来ストリーム、始まりましたね。


今回は、少し趣向を変えまして、日本神界より、この方に、登場頂きます。


木花咲耶姫コノハナサクヤビメの旦那さまで、初代神武天皇の曾祖父に当たります、天孫、瓊瓊杵尊ニニギノミコトさんです。


よろしく、お願いします。


「うむ、よろしく頼むぞ。」


今回は、日本神界について、色々細かく聞いてみたいと思います。


さて、ニニギさん、日本神界とは一体、どのような世界なんですか?


「お主らの世界は、我々の世界である神界と、菩薩や天使などの世界である仏界、更に、惑星や銀河からなる大宇宙が、重なり合って形作られている。」


「我らの神界が、色濃く投影した世界が日本であると思えばよい。」


では、神界にも富士山とかあるんですか?


「うむ、神界の富士は文字通り、不死の山よ。」


「さて。では、日本の地に、何故、これ程の神の社があるのか、分かるか?」


ああ、言われてみれば。考えた事、ありませんでしたね。


確かに、至る所に神を祀った祠や、社がありますよね。


「神社とは、我ら神界と、この世を繋ぐターミナルのようなものだ。」


「つまり、それだけ、日本は、世界的に見ても、重要かつ、特殊な土地であると言う事が分かるだろう。」


「もっとも、我ら神々は、この地の人々を愛しみ、見守っていると言う事でもあるのだが。」


確かに、神霊が依り憑く、依り代が、あればある程、そこの土地に住んでいる人々を、見守る事が出来ます。


まあ、別の言い方をすれば、監視する事も出来るって事ですけどね。


「ふっ、まあ、どこの世にも、邪で不埒な考えを抱く者はおるからな。」


「そうはさせない為にも、我々の存在があるのだ。」


「だが、どちらにせよ、人々を見守っている事には、違いはない。」


「特に、今の時代は、特別だ。」


「よって、今の日本神界は、他の国や、他の宇宙の神々とも連係して、日本の人々の対応にあたっている。」


ええっ、そうだったんですか。


いや、それ、衝撃の発言ですよ?


いや~、日本神界は、わりと閉鎖的な階層社会だって、イメージがありましたが。


「かつては、閉鎖的と言われ兼ねない、序列世界だったが、さすがに、今は、そうも言ってられぬ。」


「だから、日本神界は、地球神界となり、今は、更に形を変え、宇宙神界として、活動をしている。」


そうだったんですね、だから、この如来ストリームにもお越し頂けたんですね?


あ、そう言えば、日本神界は、確か、人々の出産なんかにも、関わっているんですよね?


「そうだな。」


「出産に関しては、その魂が、産土神や我らと相談して、適切な親、適切な土地を見つ出して、生を授ける仕組みだ。」


では、今、日本が少子化になっているのは、どうしてなんですか?


「子を望んで、それが出来ぬのであれば、その者の魂は、実は、それを望んでおらず、他にやる事が、あるやも知れぬな。」


それよりも、成すべき事があると、そう言う事ですね?


「少子化は、人々の価値観が、変容しているから、と言えば聞こえは良いが。」


「今が、どれだけ大事な時代なのかを、考えれば分かるだろう。」


「つまり、一番大きな要因は、今、産まれる為に待機している魂を、生かしきれる環境が、残念ながら、この世にない、と言う事になる。」


それは、一体、どう言う意味ですか?


「要するに、今、産まれようと、待機している魂は、現在の人類と比べ、極めて高い才能と、意識を持っている。」


「そうした魂は、これから、社会を大きく変えねばならぬと言う使命を持っているのだから、当然と言えば、当然なのだが。」


「これから、地球に、いや、特に、日本の地に産まれる為に、待機している魂とは、別の惑星の指導者。」


「更に、学者や、化学者や哲学者と言った、他の、突出した文明の、切り札とまで、呼ばれているような存在が、主だ。」


「しかし、今の世に、そうした存在達の親になれる者は、余りにも少数だ。」


「もっとも、親は、子供の安定や、安全を願うものだ。」


「それが悪い訳ではないが、仮にそうした存在が、この世に生を受けたとしても、社会に馴染めずに、潰されてしまうだろう。」


「そうしない為に、我々、日本神界も、日本の神々だけでなく、宇宙の神々とも、連係する事を決定したのだ。」


「もっとも、現在の人々の覚醒が遅れている要因は、他にもある。」


それは、何ですか?


「それは、人々の覚醒を助けると、我らと契約をして、この世に生を受けたのにも関わらず、それをしない者がいるからだ。」


「この世にやってきても、それをしない。」


「人など、所詮は、ただの器に過ぎぬ。何ものが、宿っているのかが、重要なのだ。」


「だから、そうした魂が、それをしない限り、別の誰かが、犠牲になり、不必要な苦しみを受けていると言う事を忘れるな。」


なるほど。


「それを伝えんが為に、我ら神界も、こうして、この場にやってきているのだ。」


なるほど、了解しました。


だ、そうです。


心当たりのある人は、ちゃんとやりましょう。


「だからこそ、神界とは役割が異なる、仏界だけに、この配信を任せてはおけぬのでな。」


「今後は、我ら神界の者も、この配信に参加する予定だ。」


おお、それは、ありがとうございます。


「言いたい事は、それだけだ。では、いずれ、また会おう。」


分かりました。


急展開な配信となりましたが、時間となりました。


如来ストリーム。


また、次回、お楽しみに。


それでは、また。

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