表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

~第二話~

編集して続きです。

そして、次の日

気がつくと、朝日が昇り始めていた。

うん長い……時間寝てしまったんだな……と実感。とりあえず起きて顔を洗うか……と思い、洗面所に向かった。洗面所に向かうと、髭を剃っている親父を発見。髭を剃り終わるのも待って、終わったみたいなので、洗面所で、顔を洗う。顔を洗い終わり、リビングに向かうと、母さんと姉貴が、既に朝食を取っていて、俺も朝食を取る事にした。

朝食は、普通な感じの飯で、定食とかに出て来そうな、一般的なメニューだった。

あっという間に食べ終わり、自分の部屋に戻る。部屋に戻り、制服を取り出して、それに着替える事にした。

なんだかんだで俺は、学生なので、今日は学校があるので、制服を着る。

制服に着替え終わり、両親に行って来ますと言って、外に出る事にした。

外に出ると、姉貴が待っていたのか

「途中まで、一緒に行きましょう?」

姉貴がそう言うので、途中まで一緒に行く事にした。

俺と姉貴は、別々の学校に通っていて俺は、共学、姉貴は女子高に通っているのである。

通行途中

「あ、優希?」

「何?」

「昨日、メイドをやってみて、どうだった?」

「どうだったと言われてもな……はっきり言って、嫌だったんだが?」

「そう? 結構似合ってたじゃない」

「そう言われてもな……」

「まあ、また頼む事になりそうだけどね?」

「おい、それって本当かよ?」

「もしかしたら……よ、じゃあ、私はこっちだから、それじゃあね」

そう言って姉貴は、女子高の方へと向かった。おい、また頼む事って……それって、マジですか……と、思うのだが……深く考えない事にして、俺は、学校へと向かったのであった。

何とか遅刻しないで、たどり着く事になった。ちなみに俺の通っている高校というのは、南高校と言って

生徒数が結構多い、高校でもある。校舎の中に入り、上履きに履き替えて、自分のクラスに行く。

クラスの中に入り、自分の席に着いて、同じクラスの真吾の姿を探した。

真吾は、もう既に来ていて、何か考えてるみたいでもある。

とりあえず俺は、真吾の所に向かい、こう言ってみる。

「真吾、おはよう」

「あ、優希か……おはよう」

「一体どうしたんだ? なんか考えてるみたいだけど……?」

「ああ、ちょっとな……」

そう言えば、何でこいつは、メイド喫茶、マイ・ドリームに来たんだ?

もしかして……いつも行っていて常連なのか? と思ってしまう。

かと言って「お前、メイド喫茶が趣味なのか?」とか聞くと、そのお店に、俺がいた事がバレルしな……それだけは勘弁して欲しい。そう思っていると

「あ、優希、今日って暇か?」

「暇と言っちゃあ暇だけど?」

「じゃあ、学校終わったら、遊びに行こうぜ? たまにはいいだろ?」

「それって、ゲーセンとかで遊ぶって事か?」

「ああ、あそこのゲーセンに新台入荷したらしいしな? で、どうだ?」

「りょ~かい」

ま、たまには遊ぶのもいいかな? と思ったので、俺は、了承する事にした。

キーンコーンとチャイムが鳴って、自分の席に戻る。

頭がハゲていて、カツラだと言う事がバレバレな先生の授業をまじめに聞いて、あっという間に時間が過ぎて行き、放課後。

俺は、真吾と一緒にゲーセンに行く事にした。

やって来たゲーセンは「ゲーム道」と呼ばれていて、まるで道場みたいな名前のゲーセンだった。

その店内に入り、早速新台として入った格闘ゲーム「ブレイブファイター」と言うのをやってみる。

「じゃあ、対戦しようぜ?」

「お~け~、言っとくけど、手加減しないぞ」

「こっちだって」

そう言って、バトルがスタートする。

ちなみに新しい機体なので、操作方法をやりながら覚えていき、何とか勝利する事が出来た。

「勝ったな……」

「っく、もう一回だ!」

「いいぜ? 返り討ちにしてやるわ!」

うん……ゲーム如きで何熱くなってんだ? と思われがちだが、真吾と行くゲーセンは、大体こんな感じだった。ま、俺も真吾もゲーム大好き人間だしな?

ゲームが終わって、外に出る。

外を歩いていると、真吾が

「優希、いい店知ったから、そこで飯食おうぜ?」

「いい店?」

そう言って、たどり着いた場所は……マイ・ドリームと呼ばれた店だった。

っげ……ここはやばい!と思ったので

「な、なあ、別の店にしないか?」

「大丈夫大丈夫!じゃあ、入ろうぜ」

「お、おい!」

大丈夫じゃないから、そう言っているのに、真吾は、強引に店内に俺を連れ出してしまった。

何でこんな事に? うん……こうなったら、俺がユキとしてやってた事、バレナイようにしないとな? と思ったのであった。

ま、髪型が違うし、声も違うので、そう簡単には、バレナイよな? と思われる。

「いらっしゃいませ、ご主人様ですわ」

そう店に入った時に出迎えてくれたのは、笑顔の金髪縦ロールだった。

うん……改めてみてみると、顔は可愛い。しかも巨乳で、つい胸に目が行ってしまう。

けど、髪型がありえないぐらい巻き巻きだし、オマケにですわ口調なので、やっぱりこいつお嬢様? と思ってしまう。しかも、どうもユキ=姉貴に対して、好意を持っている感じもあったので、この笑顔、うさんくさく見えるなあ……

って、俺は何でこんな事を考えているのだろうか? そういや、この金髪縦ロールの名前知らないな?

「ご主人様、席に案内致しますわ」

金髪縦ロールに案内されて、俺と真吾は、指定されたテーブルに向かい合わせで座る。

「ご注文が、お決まりになりましたら、呼んで下さいませ?では」

そう言って、金髪縦ロールは、移動してしまった。

「なあ、優希? お前は何を頼む?」

「そうだなあ……」

そう言って、俺は、メニューを見てみる。

書かれてあったメニューは「萌え萌えオムライス」とか、普通じゃあ、考えられないメニューだった。

とりあえず決めたので、俺は、真吾に

「決まったぞ? 真吾は?」

俺がそう言うと

「俺も決まった、じゃあ、店員を呼ぶか? すいません~」

真吾がそう言う。するとやって来たのは

「ご注文は何ですか? ご主人様」

ガチ百合メイドの、萌だった。

ショートカットの黒髪に、日本人形みたいな感じで、結構可愛いのだが、姉貴の事が好きみたいだった。

そう言えば、姉の由紀のふりして会ってはいるけど、俺、優希としてあった事はないし、内心、ばれてないよな? と思ったが、様子を伺っても、ばれてない雰囲気なので、とりあえず安心した。

「じゃあ、この萌え萌えオムライスを、優希は?」

「じゃ、俺もそれを」

「かしこまりました、少々お待ちくださいね? ご主人様」

なんか、すっげ~棒読みで言って、メニューを取って、離れていく。

うん、やっぱりバレてない見たいなので、よかった……

しかし、あんな接客態度で良いんだろうか? めっちゃ棒読みだったぞ? 彼女。

明らかに姉貴との態度が違うな……そういや……何で真吾は、この店に入ろうと思ったんだ? とりあえず、俺はその事を真吾に、聞いてみる。

「真吾? 何でこの店に入ろうと思ったんだ?」

そう言って見ると、真吾は

「じ、実はさ……この店で働いてる女の子に、会いたくて来たんだ……」

そう顔を赤くして言いやがりました。

それってまさか……と思うのだが……

「へ、へぇ~……それって、誰だ? さっきのメイド?」

「違う……お前だから言うけど、この店でユキちゃんて、呼ばれてる子……」

やっぱり!姉貴=女装時の俺の事か!?

何でこいつに惚れられなきゃ……あ、惚れてるのは姉貴の事か

でも、真吾と姉貴が付き合うってどうなんだ?

ちょっと考えてみる……

うん、ないな!速攻で、結論がでてしまった。

「ちょっと、トイレに行って来る」

俺は、そう言って席を立つ。

トイレの中に入り、用を済ませて、外に出ると、首を捕まれた。

一体誰だ!と思って、振り返ると、滅茶苦茶いい笑顔で

「あんたさ? 何でいるわけ?」

笑顔が凄い怖いくらいの姉貴がそこにいたのであった。

あれ? なんか嫌な予感がするのだが……?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ