狩りは楽しいものです
俺は今異世界にいます。
どうやらクラスの人達と異世界に召喚されたそうです。
異世界にきての第一声は「やったぞ成功だ!ようこそお越しくださいました勇者様方!」だ!。
夢の中なのだろうか?などと考えてしまう。
この世界は『グランド』とゆうらしい。そして俺たちが召喚されたこの国はリンリとゆう国らしい。
そして今俺は異世界の草原地帯、リンリ王国から徒歩5時間のところにいる。
何故こうなったかといえばそれは8時間前に遡る。
――――――――――――――――――――――――――――
「やったぞ成功だ!ようこそお越しくださいました勇者様方!」
何が起きているのだろうか?俺は教室で本を読んでいる最中であったはずだ。それが突然暗くなったかと思えば、赤い絨毯が敷かれた広間に移動していた。
、
「ささ勇者様方こちらへお越しください」
クラスのみなは固まっている。もちろん俺もだ。突然出てきた人にこっちに来いと言われて行く現代っ子は少ないだろう。
「あの…ここは何処で貴方は誰ですか?」
クラスのリーダー、御堂水月がこの静かな空気から切り出し、突然騒ぎ出した男に話しかけた。
「おおっとこれは失礼!私はアルフ・コートと申します。そしてここはリンリ王国、つまり勇者様方から言うところの異世界に当たります。」
アルフと名乗った男は歳は30代後半あたりで人柄の良い優しい顔付きの者であった。その男が頭のおかしいことをつぶやいている。
ここが異世界?おいおい現実見ようぜ!
「あの…帰りたいんですけど」
クラスの真面目ちゃんこと長瀬千春ちゃんがいいこと言った。実にいいね。
「大変申し訳ありませんが送還方法を私は知りません」
おいおいどうゆうことだ?帰れないってことか?これから好きなアニメ放送があるってゆうのに!あー続きがきになるわー。
「そんな!じゃあ帰れねえのかよ!」
クラスのモブ男Aが言う。…いちいちクラス全員の名前なんて覚えてねえよ。
「ふざけんな!」
「帰らせろ!」
「帰りたい…」
いいぞいいぞ!もっと言えもっと!
クラスのみんなが騒ぎ立てている中、俺は何もせず、ただ心の中だけであおっていた。
「大変申し訳ありません。私ではお答えすることができませんのでどうぞこちらへ」
アルフは何度も頭を下げ、どこかに誘導する。おそらくは王室だろう。この手の小説では王室に行って王様がこう言うのだ「魔王を倒してほしい」とそしてこうもゆう「魔王を倒せば元の世界に戻れる」と。
そうこう考えていると本当に王室に来た。テンプレって怖ー
そこからの内容もテンプレもう聞くのもめんどくさい。予想通りすぎた。
世界の危機だから魔王を倒してほしい、俺らを召喚したのは異世界人は人外級の化け物が多いからだそうだ。
「みんな!おれは魔王を倒そうと思う!俺はみんなと帰りたい!一緒に来たいやつだけでいい!俺ときてくれ!」
リーダー水月がこんなことを誇らしげに言っている。
誰がそんなところ行くかよ!俺はごめんだ!
「よっしゃ!じゃあ俺は行くわ」
「じゃあ私も!」
「俺も」
とクラスの全員(俺以外)が行くと言い出した。
正気か?俺は行かないYO
「お、俺も、行く、わ」
はい、行きます。行かせていただきます。
いやー女子って怖いねー。目線だけで死にそうだ。まあクラスでも影みたいな存在ですけど…。
なんにせよ俺は少し楽しみがある。異世界召喚=チートである。王様も言っていたように人外が多いのだ。さーてパラメーターはどんなものか。
この世界でのステータスとゆう概念は数世紀前の国王が兵たちの強さを数値化しろと命令し、偉大な偉大な大魔導士たちが研究したのち出来たそうだ。ステータスといえば出てくるわけではない。念じても無駄。魔法式の組み込まれた木の板に触れて名前を宣言すると現れるらしい。夢も希望ない。せめてステータスと言わせてほしい。ここまでテンプレなのにここだけ違う。
プレートが配られてきた。さーて俺のパラメーターは?ステータスは?スキルは?
―――――――――――――――――――
名:葉山優志
種族:人種、勇者
Lv1
攻撃力 9
防御力 13
魔力 0
俊敏力 6
スキル
リセット 超鑑定
称号
―――――――――――――――――――
低い!何とゆう低さ!これはどうしたらいいのだろうか?いやー急に異世界が嫌にになってきた。あれ?雨降ってる?屋内なのに?おかしいな?
「国王様!俺、弱いんで魔王諦めていいですか?」
王様に言う言い方じゃない?知らないなー。王様に会うの初めてだしー。
ちなみにだがモブ男B君のパラメーターを例に挙げておこうと思う。
――――――――――――――――――――
名:山本成恒
種族:人種
Lv1
攻撃力 345
防御力 452
魔力 1056
俊敏力 213
スキル
超回避 火魔法 水魔法 光魔法 聖魔法 リベンジ 融合 鑑定
称号
神の加護を受けしもの
――――――――――――――――――――
ふっふっふっだあはっはっはっは!
異世界観光しよう!
国王やその他大勢を無視し、クラス生徒たちの青い目から逃げるように…リンリ王国から逃走したのだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
これが俺の8時間前のことである。
いやーすがすがしいね!自分がこれだけ弱いとなんだかすっきりする。
クラスのみんなは俺を見て笑うか青い目で憐れむことしかしない。すぐにあそこから抜け出して正解だったわ。
あれ?ちょっと話し端折りすぎた?…て、ゆってもあんまり覚えてないんだよねー。すまぬ。
………そういえばスキルはなんだろうか?リセット?あんまり強そうじゃないな。どう使うのだろうか?
超鑑定はまあなんとなくわかるからパスで。
「リセット!」
はい。なにも起こりません………悲しい。誰もいないよね?…よしいない。
こんなことをしてもう5時間歩いている。すると魔物が現れた。やはりここはテンプレの世界なのだろう。敵キャラはスライムだ。これからこの世界をテンプレと呼ぼう。
「鑑定!」
――――――――――――――――――
スライム Lv2
攻撃力 30
防御力 43
魔力 15
俊敏力 5
スキル
捕食 変形
――――――――――――――――――
やばい!各上だよ!てかスライムつよ!
▷戦う ▷話しかける ▷逃げる
まあここで普通の勇者ならば戦うのだろうけど俺は何も考えずに王国出たから武器なんて持ってません!なので話しかけてみます…。
「俺はお前をたおすつもりはない。だからお前も近づくなよ!」
意味のない?ああ意味ないだろう。なんせスライムは敵なんだから。
当然のようにスライムは俺のほうまで来て飛び跳ねた。俺はとっさに体を捻じ曲げ、転びそうになりながら何とか避けた。
さてどうやって戦おうか?武器はない…いや落ちてた棒発見、武器、棒で挑みます。…無謀だ…。
スライムが再び飛び跳ね俺に襲い掛かった。俺は棒を振り回しながらがむしゃらによけた。避け続けた。
何分経っただろうか?体感では12時間ほど動いた気がする。太陽の角度から見ておそらく3時間といったところであろう。現在大体1時といったところだ。ようやくスライムに疲れが見えだした。俺に逃走する体力は残っていない。やるしかない。
棒を適当に振りながら避けることさらに2時間、スライムの動きが遅くなったのがよくわかるようになった。そして棒をスライムにあてるとスライムは完全に止まった。どうやらようやく死んだようだ。
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
【スキル『超鑑定』がスキル『魔眼』になりました!】
お!ようやくレベルが上がったようだ。これからこんな毎日なのだろうか?とゆうかこの声はなんなのだろうか?まあいい。
しかしやはり面倒だ。やはりステータスといえば出るように…
【スキル『魔眼』の効果によりステータスを表示しますよろしいですか?YES/NO】
ん???わからんがYESで
――――――――――――――――――
名:葉山優志
種族;人種、勇者
Lv1
攻撃力 19
防御力 28
魔力 0
俊敏力 18
スキル
リセット 魔眼(new!)
称号
――――――――――――――――――
わあお!どうやら魔眼はステータス表示のことらしい。いやー便利!ありがとうテンプレ(異世界)!
そして気になることが一つレベルだ!あれ?おかしいな?1のままだ?ん?まいっか!
にしても毎回魔眼を使うときインフォが出るのは面倒だなあ。なんとかなんない?
【スキル『魔眼』のインフォを切りますか?YES/NO】
ヤッホー!やっぱね!わかってるう!テンプレ(異世界)ありがとう!
現在の時刻午後3時半ごろ…もう一匹やっとくか!!
とりあえず今日泊まる宿を見つけねば…金がない。どうしよ…。俺、レベル1なんですけど…。野宿=死…。いやあああああああああああああああ。走れ俺!とにかく泊まれるところまで行って皿洗いじゃあああああああああああああああ。
歩くこと三時間ようやく家を発見!なかには誰もいない。どうやら捨てられた家らしい。草原にポツンとあった家である。あやしいかもしれんがここしかないのだ…。
中には何もない。いや訂正しよう。ベット以外何もない。それ以外は本当に何もないのだ。………ま、いっか。
もう一回スライムやりたいなー。ちょっとはまっちゃった。ニヤニヤ
気が付くと家から出ていました。手には棒を持ち、スライムに向かって全速疾走です。棒ですが、少し先端を削り、槍のようにしました。
いええええええええい!さがしたぜえスライムたん!今から死闘と行きましょう!
はい。ちょっとくるってます。テンションおかしいです。気づいてます。はい。
そしてまたあの避けげーが始める…かと思ったらスライムの動きが異様に遅い。
あれ?楽勝じゃね?
俺は手に持った槍(棒)をスライムに突き刺すとスライムは動かなくなった。
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
なんかつまんないなさっきみたいなの期待したんだが…。
はいはい。ステータスステータス!
――――――――――――――――――
名:葉山優志
種族;人種 勇者
Lv1
攻撃力 32
防御力 56
魔力 0
俊敏力 42
スキル
リセット 魔眼
称号
――――――――――――――――――
あ!ステータス上がってる!いやー気づかなかったわ!ん?ってことはもしかして『リセット』ってレベルか!レベルを勝手に1に戻すんだ!いやー便利ー………てかチートじゃねえか!一種の成長チートじゃねえか!
わーいやっぱり期待を裏切らないテンプレ(異世界)グッジョブ!
てかレベルアップのインフォは切れないの?どうなの?
…
無視ですね。
さてこの男、なにを考えたか朝まで狩りを続けるとゆう無謀をしでかした。てへっ!
寝る間も惜しむ廃人ゲーマーの気分でした。
ひたすらスライム討伐。阿呆だ。
現在のステータス
――――――――――――――――――
名:葉山優志
種族:人種 勇者
Lv1
攻撃力 245
防御力 423
魔力 0
俊敏力 329
スキル
リセット 魔眼 剣術(new) 槍術(new)
称号
Lv1に挑みし者
――――――――――――――――――
よっしゃー!
防御だけならクラスの奴らに追いついた。この調子でどんどん上げて行こう。
いいかお前ら成長チートはなあ上がるまで弱いから上げればいいんだよ!
しかし腹減った。寝てないし。どうしよっかなー。よし近くの村又は国まで歩こう!そうしないと始まらん。あーちなみにスライムにはこんなものがありました。
▶スライムの核
スライムにある核。要となる心臓。ギルドで売ることができる。
この情報何処からか?だって?魔眼さんからですよ!いやー便利!魔眼さん便利!
まあでも鞄もないからもっていけないんだけどね。
えーちなみに現在の時刻午前6時頃と思われる。空腹で倒れそうだ。早く飯を探そう!
何時間歩いただろうか?一向に草原が続いていてもう倒れそうだ。遠くを見ても何も見えない…いや、林が見えた。林の中なら何か食い物があるかもしれない!
何処に残ってたのかのか全速力で林のほうに走った。
林の入り口にリンゴのような実があった。何も考えずにむしる。むしる。むしる。
うまい!かもしれない?ん?不思議な味だ。おいしいわけではないが今は腹に入ればそれでいい!
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
【スキル『猛毒耐性』を獲得しました!】
おいおい!最後のインフォが驚きなんだが!このリンゴみたいなの猛毒だったの!?やべえよもう30個近く食っちまったよ。まあそのための耐性なんだろうけど…。
ステータス
――――――――――――――――
名:葉山優志
種族:人種 勇者
Lv1
攻撃力 552
防御力 801
魔力 0
俊敏力 693
スキル
リセット 魔眼 剣術 槍術 猛毒耐性(new)
称号
Lv1に挑みし者 世界一の猛毒を食らった愚か者(笑)
――――――――――――――――
ちょっと称号見て!馬鹿にしてるよね!ねえ!
にしても世界一の猛毒ねえ、でも俺何も痛くなかったんだけどなんでだろ?もしかしてまた『リセット』君かな?ありがとうテンプレ(異世界)
現在の時刻たぶん一二時。現在、林の中にいます。そういえばふと思ったのだがなぜこんなに人がいないんだ?俺以外いない気がする。気のせいか!
進んでいくと魔物の集落…ゴブリンの集落と思しき場所を発見した。木の上にコロニーのようなものを作っている。
さて、強くなった俺と勝負だ!
――――――――――――――――
ゴブリンナイト Lv24
攻撃力 512
防御力 673
俊敏力 210
魔力 305
スキル
剣術 槍術 馬術 盾
――――――――――――――――
おお!結構な強敵!
魔眼で確認したのち、周りにいた一匹のゴブリン…ゴブリンナイトに攻撃を仕掛けた。完全な死角を突き、大ダメージを与えた。首元を狙って攻撃したが倒しきれなかったようだ。仕方ない。こっちはまだ棒なのだから。
ゴブリンナイトは鉄製の槍を抜き、俺に突き刺してきた。
しかし、素早さが遅い所為か突きが遅い。簡単によけられる。突いてきた槍を奪い、その槍でゴブリンナイトの装甲のないところを狙って攻撃し、ゴブリンナイト絶命。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
【スキル『剥奪』を獲得しました!】
はいはいステータスステータス
――――――――――――――――
名:葉山優志
種族:人種 勇者
Lv1
攻撃力 1275
防御力 1545
魔力 0
俊敏力 1357
スキル
リセット 剥奪(new) 魔眼 剣術 槍術 猛毒耐性
称号
Lv1に挑みし者 世界一の猛毒を食らった愚か者(笑)
――――――――――――――――
いやー楽しかった!実にいい!そういえばゴブリンナイトの装備ってなんだろもらっとこ!
【スキル『剥奪』が発動しました!】
ゴブリンの装備を外そうとするとインフォが流れた。装備を取るにはスキルが必要なのか?
とにかく得たアイテムを鑑定していこう
▶ゴブリンの鎧
防御500 耐久200 レア度 D
上位ゴブリンが装備している。
▶ゴブリンの兜
防御400 耐久150 レア度 D
上位ゴブリンが装備している。
▶鉄の槍
攻撃700 耐久400 レア度 C
鉄でできた槍。ゴブリンナイトがよく装備している。
▶鋼の剣
攻撃1000 耐久500 レア度 C
鋼でできた剣。ゴブリンキングなどがよく装備している。
▶木製の盾
防御600 耐久50 レア度 D
木製の盾。オークなどがよく装備している。
といったところだろうか?んーまあドロップアイテムなんてこんなもんか。
そんなことよりもここ巣の近くなんだよねー。気づかれてな……気づかれたねー。
巣の中から大量の矢が飛んできた。ぎりぎりでなんとかかわすことに成功。
危ない危ない!当たったらどうするんだ!
なんてことを考えていると巣から大量のゴブリンナイト出現。数およそ15体。
ここはもちろん…戦おう!今はちょっと興奮しててなんとかなりそうなんだよね!いやースライムとの戦い以来はまちゃったわ。せ・ん・と・う
約15体のゴブリンナイト+?体のアーチャー+?VSLv1の異世界勇者
まずゴブリンナイトよりも上からくる遠距離弓兵を倒してしまおう。
――――――――――――――――
ゴブリン狩人 Lv20
攻撃力 423
防御力 50
俊敏力 605
魔力 334
スキル
弓術 木魔法 念話
――――――――――――――――
近くにあった棒を飛ばし、弓兵を狙う。
【スキル『リセット』が発動しました!】
棒を投げる直前にまたインフォが流れる。
すべての弓兵を倒しきった。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
次は後ろのゴブリンナイトを片付けよう。
ゴブリンナイトから奪った槍を使い、ゴブリンナイトを貫いていく。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
敵、残り4体。
ちゃっちゃと片付けよう。
――――――――――――――――
キングゴブリン Lv47
攻撃力 1025
防御力 1679
俊敏力 890
魔力 708
スキル
念話 威圧 棒術 剣術 槍術 弓術 盾術 馬術
――――――――――――――――
ちょっと強くね?たっのしーい。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
あと残っているのは一体か、ちょっと疲れ…ない!
殺るぜ!
――――――――――――――――
キングゴブリン亜種 Lv89
攻撃力 3789
防御力 3521
俊敏力 4657
魔力 9008
スキル
命令 超威圧 棒術 剣術 槍術 弓術 盾術 馬術 調教 火魔法 水魔法 闇魔法 リベンジ
――――――――――――――――
最後のゴブリンにキングと同じようにまず素早さにものを言わせた突きを打つ。亜種は体をひゅっと曲げ、もっていた棒をたたきつけた。俺はそれを盾で受け止め槍をまた突き出し、顔をねらう。亜種は軽く首を曲げかわした、そして棒を横から振り回した。俺はそれをもろに受けてしまった。
「痛ってぇ」
そこっ腹が少し打撲したようにはれだした。
俺は手に持っていた槍を投げると腕に当たった。そして腰にある剣を取り出し、切りかかる。亜種は刺さった槍を抜き、同じように投げてくる。それを右足に体重をかけてジャンプして避け、剣を首にもっていき、切り落とした。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
【スキル『剥奪』が発動しました!】
【スキル『盾術』を獲得しました!】
【スキル『即死耐性』を獲得しました!】
▶ゴブリンの勲章
レア度 C+
キングゴブリンの勲章。ゴブリンの王としての証
×3
▶ワービートルの弓
攻撃300 耐久200 レア度 D
ワ―ビートルの皮と糸から作られた弓。よくゴブリン狩人が装備している。
×20
▶ワイバーンの剣
攻撃1800 耐久800 レア度 B-
ワイバーンドラゴンの鱗から作られた剣。持ち主にドラゴンの呪いをかける。
それとゴブリンの鎧×18、ゴブリンの兜×18、鉄の槍×18 鋼の剣×18 木の盾×18が収穫である。
現在の時刻、えー大体4時?まあ大体4時間くらいずっと遊んでました…戦ってました。
いやー楽しかったわー。戦闘ってこんなに楽しいんだね。今まで生きてきて知らなかったわー。
倒した敵、ゴブリンナイト18体、ゴブリン狩人20体 キングゴブリン3体、キングゴブリン亜種1体。
これでこの巣にいるゴブリンたちはすべて倒してしまった。途中強くなったからかワンパンしてしまって面白くなかったが、キング亜種は楽しかった。なにせこっちの攻撃全部避ける、避ける、避ける。いやー時間かかったー。
とりあえず槍2,3本はもっていこう。あとワイバーンの剣…名前なんとかならない?
現在のステータスはこんな感じである。
――――――――――――――――
名:葉山優志
種族:人種 勇者
Lv1
攻撃力 4562
防御力 5789
魔力 0
素早さ 4932
スキル
リセット 剥奪 魔眼 剣術 槍術 盾術(new) 猛毒耐性 即死耐性(mew)
称号
Lv1に挑みし者 世界一の猛毒を食らった愚か者(笑) 疲れを知らぬ者(new)
――――――――――――――――
んーみんなこんなもんなのかな?みんな(クラスメイト)チートだしたぶん俺なんかまだ下の方なんだろうなあ。
それにしても魔力が0のままなんだが…まあ俺はこれといった特徴なく異世界に来させられたから仕方ないか。
もうちょっと狩ろうかな?もう少し進もう。
優志は本来、観光と言っていたのだが戦いの楽しさにはまってしまって観光を忘れてしまったようだ…。
――――――――――――――――――――――――――――――――
歩くこと三〇分。
そこには鬼がいた。三匹の鬼。角が生え、赤い肌の鬼。
――――――――――――――――
赤鬼 Lv92
攻撃力 5479
防御力 7222
俊敏力 5590
魔力 10608
スキル
超威圧 棒術 衝撃 弓術 リミッター 火魔法 闇魔法 カウンター
――――――――――――――――
スキルはこれと一緒でレベルはLv96、Lv102が他の二体であった。
俺は死角の位置から槍を投げつけ、一番レベルが低い鬼を倒す。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
このインフォは消せないようだからとても邪魔に感じる。他の鬼に気づかれないように気配を消す。
【スキル『気配断切』を獲得しました!】
【スキル『気配断切』が発動しました!】
新しく得たスキルが勝手に発動した。好都合だが。
スキルが発動してから鬼たちの顔つきが変わった。どうやらスキルはしっかりと発動しているようだ。
俺はもう一度槍を鬼に投げつけた。Lv102に当たり、心臓を貫いた。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
残りの一体とは正面から戦いたい。ちょっとお預けだったので楽しみである。
鬼は弓を弾き、近づく俺を狙った。しかし、何故だろうか?矢がとても遅く見える。
これをかわすのは簡単すぎた。そしてあっと言うまに鬼に近づき、軽く剣を振ると鬼は肉塊に変わった。
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが10上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【レベルが上がりました!】
【スキル『リセット』が発動しました!】
なんかおもしろくないな…。
――――――――――――――――
名:葉山優志
種族:人種 勇者
Lv1
攻撃力 13903
防御力 15554
魔力 0
俊敏力 14003
スキル
リセット 剥奪 魔眼 気配断切(new) 剣術 槍術 猛毒耐性
称号
Lv1に挑みし者 世界一の猛毒を食らった愚か者(笑) 疲れを知らぬ者
――――――――――――――――
今日も徹夜で狩りを続けた。
狩りがこんなに楽しいなんて思いもしなかった。
最終ステータス
――――――――――――――――
名:葉山優志
種族:人種 勇者
Lv1
攻撃力 56321
防御力 78902
魔力 0
俊敏力 68943
スキル
リセット 剥奪 魔眼 気配切断 剣術 槍術 弓術(new) 盾術 麻痺耐性(new) 猛毒耐性 即死耐性
称号
Lv1に挑みし者 世界一の猛毒を食らった愚か者(笑) 疲れを知らぬ者
――――――――――――――――