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精霊の祝福者            作者: 翡翠
一章   学園 
3/4

第三話   セオVS猛獣先輩!?      

初めまして翡翠です!!

誤字脱字は温かい心で見逃してください!!

感想お待ちしています!!  

雷の精や風の精、火の精と修行すること一カ月を過ぎようとしていた。  




「ねぇ、サンダーバード」


セオは廊下を歩きながら≪バスタード・ソード≫と呼ばれる中剣になっている雷の精霊に話しかけた。

(といっても念話だが)


【なんだ主よ】


「どうしてサラマンダーやシルフと仲悪いの?」



【ほかの属性の精霊と仲いい精霊など聞いたことがないぞ】 



「たったしかに」


セオは自分で聞いておきながらしどろもどろになってしまった。

しかし実際、搭の上での修行では三体同時に出すとすぐケンカしてしまうため一体ずつ出現させないといけないのだ。


――――少しくらい仲良くしてもらった方が修行もはかどるのに・・・。


そんなこと考えていると突然争うような声が聞こえた。


「おい、こらてめぇ!!この練習場はAクラスが使うつってんだろ!!さっさとどけよ!!」


「いっいやです・・・」


どうやら喧嘩しているのはAクラスの最上級生の男子生徒とDクラスのセオと同じ一年生の男子らしい。


(よく喧嘩するきになったね・・・)

セオは呆れ果てたに近い尊敬を感じた。それもそのはずDクラスの少年はかわいそうなくらいがりがりでそばかすまみれに丸眼鏡。それに対して最上級生は筋肉モリモリに恐ろしげな傷がある強面。

どう見てもDクラスの少年には分が悪すぎる。


(う~ん、どうしようかな?ほっとくのはも良いけど助けないといけないパターンだろうな・・・)


【力試しにやってみるべきよ!!】

と言う風の精シルフの熱意のこもった言葉におされ助けることにした。


「先輩~。下級生をいじめるのはいけないと思いますよ~」

とセオは生きていた十三年間の中で一番勇気のある言葉を言った。


(ひぇ~!!睨んでる~!!!死刑確定かも。。。)


「ほぉ~?誰かと思えば魔法が使えない劣等生のウジムシじゃねぇか!!」


【主を侮辱するとは許さんっっ!!】


と指輪の赤い石の部分がなにやら不吉な色に変色し始めた。


「おちつけサラマンダー!!」

とセオが慌てて指輪に入っている火の精サラマンダーをなだめた。


「サラマンダ~?お前頭大丈夫か?サラマンダーってのはな四大精霊なんだぞ!!そうそう拝めるもんじゃね~んだよ!!妄想は頭の中でやれ!!」


(なんか勘違いされてる・・・。とりあえず人目がつかないところに移動しよう)

とセオは決心すると上級生に言った。 

   

「場所を変えて決闘をしよう!!このセオ=ドラクロアが相手になってやるっ!!」


 (俺がんばったよ~~!!)


「ふんっ!いいだろう!!叩き潰してやる!」


こうして猛獣じゃなくて上級生を連れて人が全くいない旧館の中庭に場所を移した。



「さあ始めるぞウジムシ!!叩き潰す姿が目に見えるぜ!!」と猛獣先輩(作・セオ)



「残念ながら僕の名前はセオ=ドラクロアですよ先輩」

     

少しカチーンとなって腹いせに言い返してみた。


すると猛獣先輩が詠唱した。

「空気と交わりて、破裂せよ≪暴発エクスプロージョン≫」



           バーン!!!!!



(髪が茶色だから土属性だと思ったのに爆発系!?)と思いつつもセオは土煙から逃げるため詠唱した。


「慈愛に満ちる大地よ、我の足を束縛せし鎖を解放せ≪飛翔ウィング≫!!」



「なっなんだと!?お前魔法が使えたのか!?しかも飛んでる・・・」



実は風属性を持っていても空を飛べるのは稀なのである。



(シルフともう特訓したかいがあった(感))



「まあいい。次はそうはいかないぞ。猛る焔の炎よ、集え、力の限り暴発せん≪焔爆裂ヴァンフレア≫!!」



「電気ショックだけにしてあげよう。雷よ、一条の光となれ、彼の者を目指せ≪雷火ライ≫!!」



            ズガァァァァァンンンン!!!!! 



バタンと音を立てて猛獣先輩は気絶してしまった。



(どうしたもんかな?)




【放っておくんだ(よ)】と精霊一同。




「そうだね・・・」



【全く!!ご主人様をウジムシですって!!】(byシルフ)




【主を劣等生呼ばわりとは!!懺悔しろ!!】(byサラマンダー)




【今度主を侮辱したら主ではなく我が天からいかずちを落としてくれる!!】(byサンダーバード)




このとうり怒り浸透の精霊たちの怒りを抑えるのには最低でも半日以上は必要だなとセオは確信しながら苦笑した。



しかしこの時もの陰から何者かが一部始終を見ていたことをセオと精霊達は知る由もなかった。      

    


  

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