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精霊の祝福者            作者: 翡翠
一章   学園 
1/4

第一話  不良品の少年 

「うっうっ・・・。」


広い部屋の片隅に一人の少年が床にしゃがみこんで泣いていた。


「どうして俺は魔法が使えないんだっ!!」



悲痛な声で少年が叫ぶ。彼の名はセオ=ドラクロア。世界的に有名な名門一族の直系である。


そんな彼は一族でも類稀なる魔力や反射神経、身体能力を持っているというのになぜか魔法が使えない。精霊使いという道もあるが下級精霊ですら契約できない彼には到底無理な話だ。


彼の母は現当主の後妻でセオを産むと姿を消してしまった。

前妻の忘れ形見である異母姉のベアトリスはすでに天才魔女として魔法界に君臨しておりついこの間父から跡継ぎに公式に発表されたばかりだ。

本来ならば直系であるセオが跡継ぎだが魔法が使えない以上姉であるベアトリスが継ぐのは必至だった。

そして三日前その父から魔法学校に行くように言われたのである。

一族もセオのことを『出来損ない』『不良品だ』と陰で散々言われているためセオには居場所がないのだ。


しばらくするとセオは立ち上がると   

――――だれににも負けない力がほしい!!


そう人知れずセオは決意したいう。 


その四日後セオは遠く離れた魔法学校に入学した。             

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