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マイフレンド  作者: Seabolt
わたし、飯塚めぐみです
67/68

8

奥山が野本と話をしていた。


「また、・・・」


「なんだい、また・・」って


「また、山下さん、ため息をついていた。・・」


「なにか、あったんだろうか・・・」


「めぐみのことが気になってるのよ、きっと・・・」


「えっ」と野本は驚いた。


「鈍いんだから・・」


山下は、一日、仕事にならなかった。


そして、仕事が終わり気づいたら、病院はむかって走っていた。




優香も病室に戻って、ひとりベットに横たわるめぐみ、


明日は手術かと


手術の前にもう一度だけ、山下さんに会いたかった思いながら、ぼーとテレビを見ていた。


すると、廊下をけたたましく走る音がする。


なにか緊急事態でもおこったんだろう・・・とめぐみは思っていると


その足音はだんだん、自分の部屋に近づいてくる・・・


やがて、扉が開いた・・・


めぐみが開いた扉の方をふりかえると


そこには、山下が立っていた。


驚いためぐみは、体をおこし、


「やましたさん・・?」そう言うと


黙って近づく山下、そして、「めぐみ」とささやき抱きしめた。


山下の腕の中で戸惑うめぐみに


「めぐみ、・・・おれは・・・まだ、釈然としないけど、」と山下は呟いた。


「けど・・・俺はお前が好きだ。」


しばらく、その言葉に山下の腕の中で震えるめぐみ・・・うれしさのあまり目に涙を浮かべていた。


やがて、めぐみが山下の胸の中で「はい・・」とつぶやいた。


その言葉を聴いて、抱きしめていた手をほどく山下


おもむろに顔を上げるめぐみ、その視線の先にはめぐみを見つめる山下。


徐々に二人の顔が近づき、唇が重なった。


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