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めぐみは病院にいた。
この日から移植の準備のための入院がだった。
めぐみの入院を知った優香は、めぐみの所に遊びに来ていた。
「めぐみ・・・わたし、光一さんがいないときは、いつも、こんな感じなの・・・病院ってひまよねぇ~」
「はじめてなんで・・・・今日は検査もあったし。」
「めぐみ、元気ないね。なにかあったの・・・。」
「いえ・・・」
「飯塚さん、検査結果の説明です・・・」とめぐみは呼ばれていった。
戻ってきた時、優香は心配そうにしていた。
「どうだった。」
「結果は心配なし・・・」
「本当にどうしたの、元気ないけど、ひょっとして、山下君とけんかしたの?」
めぐみは、びくっとなり、目から涙がこぼれた・・
優香は、黙って肩をかした。そして、「大丈夫、大丈夫・・・」と繰り返した。
しばらくして、落ち着いためぐみは「ごめんなさい。優香さん・・」
「いいのよ・・・」と優かは笑顔で答えた・
「そのこともあるけど・・・・」
「まだあるの・・・」
「今から絶食だって・・・」
きょとんとした優香、すぐに、笑い出した。
「もう、めぐみったら・・心配して損した。」
「だって、昨日9時から絶食で・・・検査後は、おもゆよ・・
しかも、もう絶食だって・・・」
「まぁ、まぁ・・・・」