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そこには、山下が立っていた。
めぐみを見つけると。「めぐみ・・・」と近づいてきた。
「山下さん・・・」とめぐみが声を掛けた
「なんだい・・」
「私の名前覚えてる?」
「めぐみだろ。」
「そう、わたしは、飯塚めぐみです。」
「だから、何なんだ。」
山下は、不思議そうにめぐみを見つめた。
「実は、わたし毎日、あなたを見ていたの。」
「えっ・・・」その言葉に驚く山下
「わたしは、あそこの席で、毎日あなたを見ていたの。ここに来てから・・・ずっと」
「うそだろう・・・」と腰を抜かして、いすに座った。
「じゃぁ、着替えてきます・・・」
とめぐみは、事務所をさった。