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マイフレンド  作者: Seabolt
まよい
43/68

2

家に着いためぐみ、慌てて帰ったまではよかったが、


さっき山下の抱きしめられたことを思い出し


胸が熱くなっていた。


そして、


「お前が・・」と言う山下の言葉が心に引っかかった。


しばらく、ボーっとしているめぐみ、そんな時、勇気がからかいに入ってきた。


「アニキ、何ボーっとしてるの?」


ぼーと勇気を見て優香は


「何?勇気・・・」


「だから、アニキどうしたんだよ。」


そう言って勇気が肘でめぐみをつつくと


「何すんのよ。なんでもないわよ・・もうっ」


「あっ・・そう、じゃあ、アニキもう寝るわ。」


「そう、おやすみ・・」


「おやすみ」


勇気は、やっぱりおかしい、なんで怒らないんだ?と思いつつ、めぐみの部屋をあとにした。


一人になっためぐみ、少し落ち着いてここ数日のことを思い出していた。


優香の入院・・・、そして、告白、優香と島内の婚約、山下との喧嘩


あれ?なにか?忘れてる・・・


そして、あることを思い出し、頭が大爆発した。


そう・・いえば・・・わたし・・・キスしたんだ・・・・山下さんと


しかも・・・わたしから・・・どうしよう・・・


その頃、山下は、めぐみに抱きついたことに焦っていた。


あいつのことが・・・けど、あいつ・・・男だぞ・・・と頭を振るい、


いかんどうかしていると自分に言い聞かせ、無理やりめぐみのことを忘れようとした。


しかし、しばらくすると自然とめぐみのことが思い出される。


そう、いつも何かあったら、そこにめぐみがいた。楽しいとき、悲しい時、


そして、あのつらい時・・・めぐみとのキス・・・


あいつは・・・あいつは・・・と胸が熱くなるし・・・


どうしたらいいんだ・・・


それぞれの悩みは、夜の闇と共に深くなっていった。


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