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マイフレンド  作者: Seabolt
すれ違い
41/68

6

しばらくして、二人の姿は、近くのベンチにあった。


「本当に、ごめんな」


「わたしこそ、もう少し、確認しとけばこんなことに」


「本当に、すまん」


山下は、めぐみの前に立ち上がり頭を深く下げた。


「そんなことしないでよ。・・・それより、そろそろ、かえりましょ。」


「あ~!!今何時?」


山下は、大声をあげた。


「どうしたの?」


「ジョンの散歩をたのまれてたんだ」


「わたしも、行く!」


二人は、島内の家に行き、ジョンをつれて散歩向かった。


あんまり、散歩をしたことがないのか・・・うまく連れて行けない山下


よろめきながらジョンをつれて歩く二人、やがて公園についた。


「ジョンおいで・・」


ジョンと無邪気に遊ぶめぐみ


山下は、じっとめぐみを見ていた。そして、胸の鼓動が高鳴っていた。


まずい・・・おれ、本気で・・・と戸惑っていると


「どうしたんですか、山下さん?」


ボーっとしてる山下に気付いためぐみが覗き込んできた。


その顔に驚く山下。


「うぁぁ!!」


「何驚いてるんですか?」


山下の行動を見て笑いながら、ジョンと戯れるめぐみ


遊びもひと段落して、ジョンを連れて並んで歩く二人・・・


「あ~あ・・・楽しかった」


山下は、ふと立ちり、


「めぐみ・・・」


「なに・・・」


めぐみは、両手を後ろにして立ち止まり、振り返った。


そのしぐさに、山下はどきっとして、めぐみを思わず抱きしめた。


「やま・・し・」


めぐみの声が途切れ、山下が声をかぶせた。


「お前が・・・」


その時だった。


”わん、わん”とジョンがほえだし、ロープがするりとめぐみの手から抜けた。


「あっ・・ジョン・・・待て」


二人は、ジョンを追っかけた。


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