5
家に帰って、途方に暮れるめぐみ
勇気がからかってきても、反応すらしない。
まわりが心配している時、めぐみの携帯がなった。
携帯を何気なく見て、優香からだとわかり慌ててとるめぐみ
「もしもし」
「めぐみ・・・ごめんなさい」
これが優香の第一声だった。
「わたしこそ、ごめんなさい。」
「実は、・・・」
「えっ!?」
めぐみは、立ち上がった。
あのあと、優香は、島内からプロポーズを受けたというのだ。
「で、返答は・・・」
「もちろん。OKよ・・・」
「おめでとう・・・」
「ありがとう・・なんか、元気ないわね・・」
「さっきの今だから・・・混乱してるの」
めぐみは、山下と喧嘩したことを言えずにいた。
「じゃぁ。またね・・」
「はい・・」
優香が電話を終えた頃、病室に山下が入ってきた。
山下は、病室に入って目の前の光景に驚いた。
てっきり、優香が一人で泣いていると心配していた。
それは、泣きながら電話をしてきた優香、
そして、優香を残して、出て行ったはずの島内
その二人が楽しそうに目の前にいるではないか。
その光景にただ呆然とする山下。
彼の表情を見た島内が
「どうした?」
「さっき・・・」
言葉に詰まる山下
一体どうなってるんだ?
頭の中が混乱していた。
「あぁ~」
恥ずかしそうに声をあげる島内
そして、
「ごめん・・・」
優香があやまってきた。
山下は、二人の話を聞いて、驚いた。
「えっ~!!プ・・・プロポーズ!?」
じゃぁ、俺がケンカをしたのは?
どうしよう?
「おい、なにか?浮かない顔をしているが」
「いや、おめでとう・・・じゃぁ、安心したから帰るよ」
そう言い残し山下は、病室を去った。
一人部屋に戻っためぐみ、ベットに横たわった。
そして、山下と喧嘩したことで悩み、眠れなかった。
その頃、家に着いた山下、めぐみと喧嘩したことに後悔した。