表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マイフレンド  作者: Seabolt
告白
34/68

4

その頃、島内は、家にいて頭を抱えていた。


そして、2年前のことを思い出していた。


あの時、優香がいなくなった時の虚しさが甦ってきた。


しかも


今度は本当にいなくなると思うと何もかも手につかなくなっていた。


そう思っていると帰ってきた優香との日々が想い出された。


ふと気がつくと島内は引き出しをあけていた。


そこには箱がひとつ。


あの時、渡せなかった指輪が入った箱が


それを握り締め、じーと考える島内・・・・・


やがて、島内は、走り出した。


そう、病院へ


手には、2年前に渡せなかった指輪を持って


病室の前についた島内


彼が扉が開くと・・・


そこには、一人涙する優香・・・


「ゆうか・・・」


そっと声をかける。


その言葉に反応する優香


やがて、


「こういちさん・・戻ってきてくれたの・・」


涙を手でぬぐい


島内の方を振り返えった


「・・・・」


無言の島内


「どうしたの?」


やがて、島内は口を開いた。


「一緒になってくれ・・・」


えっ・・・優香は、言葉を失った。


島内は、優香の前に膝をついて、指輪を見せた。


口をおさえて、驚く優香、目からは、大粒の涙が、一粒、二粒ほほを流れる。


「はい・・・」


小さな声と共にうなずいた。


島内は、優香を抱きしめた。


そして、


指輪を優香の薬指にさした


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ