物語は終わった時点で負ける世界 (。´・ω・)?
最近の創作の世界において、「狙って大成功を作る」という行為は、ほぼ不可能に近いだろう。
どれだけ緻密に構成し、どれだけ技巧を凝らしても、それが売れるかどうかは、最終的に運に左右される。
タイミング、読者の気分、偶然の拡散。
成功の裏には、必ず説明しきれない要素が残る。
だが――一度売れてしまえば、話は変わる。
そこから先は、作品の質よりも「継続」が支配するのだ。
多少の質の低下は問題にならない。
読者は既に作品とキャラクターに愛着を持っており、「続きを読む理由」を自らの中に持っているからだ。
むしろ重要なのは、いかに長く続けるかである。
有名な例でいえば、ドラゴンボールやワンピースがそうだろう。
どちらも長期連載の中で、評価の揺らぎや展開の賛否を経験している。
それでもなお、作品としての価値を維持し続けたのは、「続いている」という事実そのものが、強力な資産になっていたからだろう。
そして、この構造はWEB小説の世界でさらに加速したとおもう (´・ω・`)
作品数は何十万を超え、新作は絶え間なく供給され続ける。
この環境においては、「面白い作品」であるだけでは陽の目を見ない。
読者に見つけてもらい、記憶に残り、継続的に読まれ続ける必要がある。
つまり、ここでもやはり――
一度人気を得た作品を、できる限り長く続けることが、最も合理的な戦略となるだろう。
極端に言えば、死ぬまで続けるくらいでちょうどいいかもしれない。
それが、埋もれないための最適解にすら見えてしまう。
……だが、この現実に対して、ある種の違和感を抱く人もいる。
ある知人が、こんなことを言っていた。
「最初から終わりがある話が評価されないのは、悲しいことだ」と。
物語とは、本来、終わるものだ。
起承転結を経て、何かを語り切ることで、初めて完成する。
しかし現在の環境では、「終わること」そのものが不利に働く。
完結は、更新の停止を意味し、読者との接点が途切れることを意味するのだ。
それはすなわち、市場からの退場に近い。
だからこそ、終わらない作品が生き残り、終わる作品は、静かに埋もれていく。
この構造を、合理と呼ぶことはできる。
だが同時に、どこか歪んでいるとも言えるのではないか。
物語の価値とは、本来、長さではなく、どれだけ美しく終わるかにあったはずなのだから。
◇◇◇◇◇
ちなみに著者は、単行本一冊で終わるくらいのお話が好きです (*´▽`*)
でもきっと、商業的にはそれではなかなか……、なんでしょうね ><。
長く続いて、突然続巻が出ない話とか聞くと、すごく読者は悲しいだろうなぁ、と思うのです。
現在、SF戦記「星間覇道 ――没落貴族と女海賊、銀河帝位争乱記――」を連載中です~♪
良かったら読みに来てやってください (*´▽`*)
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