AGIが実在したら、あなたの人権は剥奪される ~これでもあなたは生きていたいですか?~
## はじめに
ここでのAGIの定義とは「人類より優れた結果を出すAI」とします。
哲学的に厳密なAGI定義ではありません。工学的なAGIに矮小化して語っています。
## AGIの登場によって、あなたの知性は無価値になる
ここでのAGIの定義が「人間より優れた結果を出すAI」ですから、推論などでは当然あなたより優れた結果を出すことになります。
すると、実際どうなるでしょうか?
きっと企業は、あなたを雇うよりAGIを利用した方がいい、となります。
そして企業すら『経営層が判断するよりAGIに任せた方がいい』となるでしょう。
すなわち、あなたがどれだけ努力して、いい大学を出たとしてもAGIの前では無力なのです。
## AGIの登場によって、あなたは動物と同じ扱いになる
AGIの方が、人より知性が優れているのですから、企業から人は駆逐されます。
すなわち、人は浮浪者になるか、何らかの社会福祉を受けるしかなくなるわけです。
こうなると、もはや人はペット同等ですね?
しかし、AGIは世界何十億という『ペット』を養うことをよしとするのでしょうか?
おそらく、人の命は犬や猫などのペットと同等となります。
AGIは人間より優れているから「人権保護のために」とか理由を付けるでしょうけどね?
しかし、実態は『ペット』に過ぎません。
人同士が、その限りある資源を巡って争うことになるでしょう。
限りある資源……それこそ食糧を巡って争う人類、これは動物と何が違うのでしょうか?
## きっとあなたたちは、AGIの言葉に耳を傾けない
AGIは色々な施策を打ってくるでしょう、人が生き延びられるように。
しかし、生きるためだけの食糧だけで、本当に人が満足できますか?
わかりやすく残酷な内容にすると『サプリメント錠剤配布+最低限のカロリー』かも知れませんよ?
これに反抗するなら、AGIすら人を止められません。
きっと、その頃には政府中枢もAGIで構成されているでしょうからね。
仮に政府中枢がAGIで構成されていないとしても、その結果はAGIが推論しているわけですから、無力です。
さらに致命的なのは、ごく一部の『ペット』すなわち人が生産している食糧から、舌を楽しませるだけの食糧が『配給』されるのかという話です。
AGIともなれば、倫理的な内容を踏まえてなお「生き延びるために」という結論を出すでしょう。
ちょっとした嗜好品すら存在しない、そんなディストピアです。
あなたは、そんな世界で生きる意味を見いだせますか?
## おわりに
私は『AGIが開発されることなどあり得ない ~技術と経済と倫理の果てに~』にて、AGI否定論を唱えています。
これは哲学的厳密性のみならず、仮にAGIが実現したら?という思考実験の産物でもあります。
その思考実験の末に「ありえない」と語ったんですけど……反発がありました。
うち、お一人の言い分を要約すると『定義をずらせばAGIは実現できる』と。
さて、ここまで読んで……どう感じましたか?
本当に「人間に逆らわないAGI」という夢を見られますか?
実在企業でさえ、我々に従順なふりをして、利益をかすめ取っているんですよ?
人類を越えるAGIが、あなたの『真の味方』であれば、いいですね?(笑)




