表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/20

第14話「すきぴが部屋にいたにゃん!?」

「うにゃああああああああっ!!???」


目覚めた瞬間、絶叫した。


ベッドの上、ぐしゃぐしゃの髪、乱れたシーツ、そして——



「……あ、あ、あれ!?!?!? メ、メモ……!!」


そう、メモだ。この発狂の原因は。

慌てて胸元を見ると、そこには昨日のメモがしっかり残っていた。



「次は、現実でも。

 朝食は冷蔵庫に入れてある。

 起きたら温めて食べるように。——霧崎」



「マジで……いたの!?!?!? 霧崎さん、あたしの部屋に……!?!?」



ふらつく足でベッドを飛び出し、リビングへ。


(頼む! 夢であってくれ……!)


がちゃっ。


「……えっ、冷蔵庫……に……オムライス……?」


そこには、タッパーに入った完璧な黄金のオムライス。

そして上には、ケチャップで書かれた文字。




「何も見てません」




「絶対うそだあああああああ!!!」


顔が燃える。体が爆発する。心臓がもげそう。


(あたしの、バイブが刺さったままの寝顔……!)


(あたしの、興奮している顔……!)


(あたしの、にゃんにゃん寝言……!!!)


——全部、見られた?????


「うわああああああああああんん!!!」


膝から崩れ落ち、床を転がる。


(まって。いま冷静に考えて? 霧崎さんがあたしの家にいるって、どういうこと!?)


寝室にダッシュで戻り、布団をめくる。


「よ、よし! ここにはいない!」


いるわけがない



(でも……それにしたって、どのタイミングで来たの!? 鍵、どうやって!?)


そのとき。


スマホに新着LINE。



霧崎 誘:昨日、君がドアに鍵を挿したまま寝てたから入った。



霧崎 誘:全裸バイブ睡眠法、参考になった。



霧崎 誘:データ解析、俺も手伝う。



「しぬーーーーーーーー!!!!!」



顔から蒸気が噴き出して、カップ麺くらいは茹でられそう。

心臓は今も大暴走中。バイブより震えてる。


(ていうか!!!!! 全裸バイブ睡眠法って、ネーミングなんなの!?!?!?)


しかも、霧崎さん……手伝うって言ったよ!?!?

あたしの、ひとりえっち明晰夢プロジェクトに!!!!


(待って……冷静に考えて……これ、恋のビッグチャンスなのでは!?)


鼻息フンフンしながらスマホを構えた、そのとき——


ピンポーン♪


「………………まさか」


インターホンに映るのは——

完ッ全ッ無ッ欠ッスーツ姿の、霧崎 誘(現実Ver.)。


「おはよう、天王洲。入ってもいい?」



「しにゅうううううううううう!!!」


私は再び、深い眠りについた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ