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魔剣師の魔剣による魔剣のためのハーレムライフ  作者: 伏(龍)
第2章

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26/203

領主

「騒がしいな…」

「ていうか,呼んどいてこんだけ待たせるって酷いよね」


 4人でまったりと昼頃まで爆睡した後,俺達は落ち着いたら来てくれと頼まれていたレイトークの領主館に訪れていた。

 領主本人ではなく塔管理人から来てくれと言われただけなのだが一応は領主のお誘いである。無視してのちのち尾を引くのも嫌なのでどうせ形ばかりのお礼だろうが受けておくにこしたことはないだろうと話し合いの結果決まっていた。

 どうせならこれから行くかとぞろぞろと領主館へと来たのだが「少々お待ちください」と案内された入り口脇の待合室でかれこれ20分程度待たされていた。

 まあアポも取らずに来たのはこちらなので領主ともなれば飛び込みの面会者にすぐに会えるという訳でもないだろうからある程度待たされるのは構わない。

 だが,気になるのは館内が妙に騒がしいことだ。何人もの人間が慌ただしくロビーを行ったり来たりしている気配がしているのである。


「領主の館なんてものはこんなものなのではないか?」

「私もほとんど神殿から出ない生活が長かったのでそこまではわからないです」

「別に待つくらいはいいんだけどね…」


 どうせ今の所急いでやることもないのでこのまま半日時間を取られたとしても問題無いと言えば無い。まあ,ここでの用事があっさり終わるならいろいろ買い物がしたいとは思っていたのだが。

 先日の戦いで俺の使う武器がなくなってしまったし,システィナの武器も威力の弱さを暴露してしまったのでなんか方策を考えたいし防具についても俺の鎖帷子はおそらく修理か交換だし,蛍さんたちについても相手によっては怪我をしてしまうということが分かった以上いろいろ考え直す必要がある。

 桜が人化したからパーティリングも4人用に変える必要があるし,こまごました物も補充したり買い足したりしなきゃいけない。

 そうすると結構なお金がかかりそうだけどそれについてはちょっとしたあてがあるので心配していない。

 この間みたいなことがあってももっと安全に切り抜けられるようにお金でなんとか出来る部分は無理のない範囲でなるべく最高のものを準備しておきたい。


「いや!お待たせして申し訳ない!」


 そんなことをぼーっと考えていると突然扉が開け放たれて四十絡みの髭面で身なりのいいおっさんが乗り込んできた。

 気配察知のある蛍さんや桜は来るのが分かってたようだが,俺やシスティナは乱暴に開け放たれた扉と胴間声に思わずびくっとしてしまった。


「旦那様。扉は静かにお開け頂かないとお客様に失礼にあたります」

「む!そうであったな!お客人すまなかった!」

「声も抑えてください。慣れない方にとっては恫喝と変わりません」

「おう!そうであったな。これで注意されるのは何度目だ?」

「扉については1217回目。声については2381回目になります」

「うむ。さすがにそろそろ覚えぬとまずい回数だな。がはははは!」

「そうおっしゃったのは793回目になります」


 なんだこのやりとりは…

 髭男の後ろに控えていたこれぞメイドという衣装に身を包んだ小柄な女の子が無表情かつ冷酷に髭男に突っ込んでいくが髭男はまったく応えている様子はない。

 

「そうかそうか!まあその話はいずれまたしよう。今は我が街の恩人達に丁重なもてなしをせねばならんのでな」

「承知いたしました。


 それではフジノミヤ様とパーティの方々応接室へご案内いたしますのでどうぞこちらへ」

「すまんな!儂もすぐ向かうゆえ,ミモザと先に行ってくれ。ミモザ,彼らに失礼のないよう最上級のもてなしを頼む」

「お任せください。旦那様さえいなければ完璧なもてなしをする自信があります」

「うむ!さすがミモザだ。頼んだぞ!」


 っていうかお前はそれでいいのかと言いたい。明らかに小馬鹿にされているようにしか聞こえないのだが…

 いろいろ突っ込みたいところが満載だったが2人の勢いに押され口を挟む余裕すら無かったので大きなため息を一つ吐くとミモザというメイドの後に続く。


 応接室は2階にあるらしく階段を上って通された部屋は領主館の応接室に相応しいセレブな空間だった。

 まずこの世界にきて初めてソファーと言えるような椅子を見た。そして大きな卓があり卓上にはスタンドのような物が置いてある。さらに見ると床には毛皮の絨毯が引かれ,壁には趣のある絵画が掛けられていた。


「どうぞおかけください。ただいま飲み物をお持ちいたします」


 呆気にとられている俺達に椅子を勧めるとミモザは一礼して部屋を出て行った。

 とりあえず勧められたままにソファーに腰を下ろすとおそるおそる口を開く。


「えぇと…あの髭が領主ってことでいいのかな?」

「…多分,そうだと思います」

「まあ腹芸が得意なタイプには見えんから権力者としては付き合いやすいタイプかもしれんぞ」

「桜は髭もじゃはあんまり好きじゃないからパス!」

「いや別にそういう付き合うじゃないから大きな声でパスとか言わない」


 えへへと笑う桜の額を軽く人差し指で押して窘める。そんなこと聞かれてへそを曲げられたらいろいろ困ることも出てくるかもしれない。

 あんまり目立ちたくなかったのに領主に呼ばれるようじゃレイトークから拠点を移す事も真剣に考えた方がいいか。


 コンコン


「失礼いたします。お飲み物をお持ちいたしました」


 きちんとノックをしてから洗練された動きで扉を開けたミモザが完璧な所作で一礼し俺達の前に木のコップを置いていく。


「こちらはレイトークの湖に流れ込む源泉からくみ上げた名水にこの地方の名産であるリンプルを搾った果実水になります」


 目線でどうぞと勧められたのでとりあえず口に含んでみると…微かに甘い。


「おいしい…りんごみたいな果物を搾って混ぜたんだな」

「こちらはリンプルを薄くカットして火を通したものです。火を通し余計な水分を飛ばすことで甘みと酸味が凝縮され,また歯応えも良くなります。

 是非お試しください」


 そう言って各自の前に綺麗な小皿に乗せられたりんごチップス的な物を置いていく。

 そう言えばこの世界に来てから甘味系は全く摂取した記憶がない。もともと甘い物は嫌いじゃないのでないと思っていたうちは気にならなかったがあると分かると期待値が上がっていく。

 期待から湧き出す唾液をごくりと飲み干してから一枚を手に取り口に運ぶ。


 カリッ という小気味良い音と共に甘酸っぱい風味が口中に広がっていく。


「うまい…」


 思わずこぼれた感想もそこそこに一枚を喰いつくすと次から次へと手が伸びあっという間に自分の皿が空になる。


「ソウジロウ様。大分気に入られたようですね。こちらの料理なら私でも作れるのでいつでも言って下さいね。

 これなら竃がなくてもなんとかなりますから」


 そうか…台所が無いとシスティナの料理の腕がどのくらいあるかもわからないし,どれだけ料理が上手くてもその恩恵を受けられないのか。本気で台所付きの住まいが欲しい。


「リンプルだけじゃなくてイチベリーやナピアーなんかも美味しいですから今度作って差し上げますね」

「おお!どんな果物だか全く分からないけどすげーうまそう。是非お願いするよシスティナ」

「はい」

「皆様ご歓談中すいません。まもなく馬鹿が来ますのでお心の準備をお願いいたします」


 この娘,自分が仕えている領主を躊躇なく馬鹿って言ったよ。どんだけ苦労させられてんだ?ちょっと同情するぞ。


「すまん!待たせた!儂が現レイトーク領主イザク・ディ・アーカだ!此度のレイトークの塔における救出活動及び『階落ち』の階層主の討伐を成し遂げてくれたこと心から礼を言わせてもらう」


 バンッ!と扉を開け放つと同時に自己紹介からお礼まで一息で言い切った領主は深々と頭を下げる。


 パンッ!


「入ってくるなり何しやがりますか。

 扉開ける,扉閉める,自己紹介,椅子に座る,椅子を勧める,お礼。お分かり?」


 領主の耳元に言い聞かせるミモザの右手にはどこから取り出したのか革のサンダルが握られている。そのサンダルがどうやって使われたかは説明したくない。

 いくらなんでもやりすぎじゃないのか?


「がはははは!そうであったな!先ほど繰り返し言われていたのはここで使うものだったか!」


 気にせんのかい!大物だな領主。


「まあよい。扉はお前が閉めてくれ。え~と確か…」

「フジノミヤ様です」

「おお!そうであったフジノミヤ殿。今日はご足労頂き感謝する」


 すっかり立ち上がるタイミングを逃した俺達が慌てて立ち上がろうとするのを領主は手で制すると俺達の反対側のソファーにどっしりと腰を下ろした。

 

「先ほども言ったが,此度のこと誠によくやってくれた。

 あのまま初心者達の被害が増え続けていたら塔に対する危険な話があっという間に広がりレイトークに来る探索者が激減していただろう。

 そうなれば我が街の経済は大打撃を受け大変なことになっていたやもしれん」


 真面目な顔も出来るんだな。なんだかんだ言ってもこれだけの街を治める領主なんだから馬鹿に勤まる訳はないか。領主イザクに対する評価をし直す必要があるな。


「塔にイレギュラーな事態が起きたということ自体は隠せん。だが,それをすぐに解決したということの効果は大きい。

 ましてそれに領主の意向が関わっていたとすれば更に周囲の安心度が違う」


 なるほど,だから事態を解決した俺達に褒美を取らせることで領主側が事態の解決に積極的に関与していたということをアピールしたい訳か。

 別に俺達は領主の頼みで動いた訳ではないが損をする話ではない。貰えるものは貰っておけばいい。ただ…


「分かりました。ではイザク様からお受けした依頼の報償として受け取らせて頂きます」

「おお!ありがたい!こちらの都合を押しつけるようですまんがよろしく頼む」


 頭を下げるイザクの肩を持ち上げるように押し上げる。


「ただし一つだけ条件があります」

「ほう…言うてみよ。儂に出来ることならなんでもきくぞ」

「いえ,難しいことじゃありません。私たちはまだまだ修行中の身のため下手に名前が知れ渡るのは嬉しくありません。

 『領主依頼の探索者一行』が解決という形にして私たちの身元が表に出ないようにして欲しいのです」


 変に有名になると蛍さん達のことがばれてやっかいなことになるかもしれないし,うちのメンバーは絶世の美女揃いだから変な男達に付け回されたり,逆恨みを受けたりする可能性もある。

 まったりと異世界ライフが送るのが理想なんだから名声とかは1ミクロンたりとも必要ない。


「なるほどのぅ。よかろう!お主達の名前やパーティ構成などの情報は儂の側からは一切漏らさぬように気をつけることを約束しよう。

 だが,あの時ロビーでお主達を見ていた者も多い上にお主達に助け出された者達1人1人に口止めをする訳にもいかぬ。そちらからある程度情報が漏れるのは覚悟しておいてくれ」


 それは確かに仕方がない範囲だろう。その辺は仮に領主に呼ばれてなかったとしてもついてまわるリスクだ。俺は承諾の頷きを返す。


「うむ!では褒美を取らそう。

 まずは緊急時の人命救助に関して10万マール。階落ちの階層主の討伐報酬として10万マール。一連の活動に際して負った傷の治療費として10万マール。こちらの要望に応え迅速に依頼を達成してくれたことに対し10万マール。そして最後に…口止め料として10万マールを褒美として与える。ミモザ」

「はい。旦那様」


 いつの間にか脇に控えていたミモザがどこから持ってきたのか膨らんだ布袋を乗せたお盆をイザクの前に差し出す。

 イザクはそれを無造作に掴むとじゃらりと音をさせて俺の前に置いた。


「大金貨は使いづらいだろうと思って金貨にしておいた」

「お気遣いありがとうございます」


 冷静に受け答えしつつも想像以上の大金が転がり込んできた事に内心はびくびくものだ。50万マールってことは日本円にして約500万だ。地球にいたらあと10年くらいはまず手に出来ない額である。



「まだ1階層内には『階落ち』の魔物が複数いるという報告が上がっていたが,階層主討伐に差し向ける予定だった高階層の探索者パーティをそのまま掃討に当てたので昨日の早い時間に討伐完了の報告を受けている。

 今は通常通り1階層も解放されているはずだ」


 そうかそれなら良かった。後は今回のイレギュラーの原因となったと思われる短時間での魔物の狩りすぎについて情報を提供しておく。


「その類の噂は確かにあったが,各パーティに監視を付ける訳にもいかぬしこちらから規制は難しいな。

 だがこれだけ大がかりな『階落ち』をした以上は何百日単位で同じようなことはおきんだろう」

「それはどういうことですか?」

「どうも塔にとっても『階落ち』というのはえらく体力を使うようでな。1体2体ならともかくあれだけの数に加えて階層主まで落としたとなるとしばらくは平常の湧出率すら維持出来ぬ可能性が高い。

 あれだけの数を落とした以上同数程度は探索者を撃退して糧としたかったはずだがお主達のおかげで犠牲者を少なく抑えられた。あの塔はしばらくはおとなしくしているしかないだろうよ」


 マジか…悪意ありすぎだろう塔。1階層の魔物が減って初心者達がこぞって1階層に入ってきたのを見計らって一網打尽にすべく『階落ち』を発動したってことか?


「すまんがその辺の情報も内密に頼む。塔自身の判断でそんなことが引き起こされている可能性があると知れ渡ると初心者など塔に入らなくなってしまうからな」

「ですが,それでは!」


 領主の言葉にシスティナが抗議の声を上げる。探索者達の命を軽んじているように感じたのだろう。


「誰でも最初は初心者だ。いつ起こるかもしれぬ災害を恐れて初心者が塔に入らなくなればいずれ探索者はいなくなってしまう。

 そうなれば塔が力を蓄え,大量の魔物を塔外へ吐き出すようになる。その時に本来魔物と戦うべき人材も探索者なのだ。分かるか?この悪循環が」


 厳しい目をシスティナに向ける領主。システィナには可哀想だが今回は領主の方が正しいだろう。

 探索者が塔に入らなければ魔物と戦える人間は育たない。そして探索者が入らなくなった塔が魔物を排出しても魔物と戦える人間が育ってないため大きな犠牲が出てしまう。そして人口が減れば更に探索者になろうとする人間は減っていく。

 この連鎖が続けばいずれ世界は魔物に埋め尽くされて人類は滅びる。

 塔のある街を預かる領主としては多少の危険に目を瞑ってでも探索者達を塔へ送り続ける必要がある。むしろそれこそが領主としての最大の仕事かもしれない。

 むしろこの世界に探索者達を支援する組織がないことが俺には驚きだったんだがここでそれを言っても仕方ないだろう。

 システィナも同じ結論に辿り着いたのかしょんぼりとしてしまった。俺はシスティナの肩に手を置いて無言で慰めると話題を変えるべく口を開く。


「そう言えば先ほどから館内が慌ただしかったようですが何かまた問題でも起きましたか?」

「いや。申し訳ない!ちょっとした事件があってな。その関係の対応に追われておったためにお主達の来訪が儂のところまで届かんかったのだ!」


 まあそんなところだろうとは思っていたが領主がそこまで対応に追われる事態ってなんだろう。


「また塔関係の問題ですか?」

「がははは!さすがにそう何度も問題が起きては面倒見切れぬ!今回のはちょっとした事故のようなものだ。

 遠からず街の住民達にも知れ渡るだろうから言ってしまうが我が傘下の豪族の1人であるベッケル家の子息がこの街で死亡しているのが確認されたのだ」


 うぇ!あっぶな…危うく驚きを表情に出してしまうところだった。変なところで藪をつついてしまった。こんなことなら昨日のうちに結果報告受けておくんだった。


「それはお気の毒に…病ですか?」

「いや,事故…なのだろうな」


 いったい桜は何をしたのだろう。横目で軽く桜の表情を確認するが全く気づかぬふりでリンプルチップスをポリポリと囓っている。ていうか栗鼠みたいで可愛いけどもだ。

 

「いやすまん!まだ調査中ゆえ詳しいことはわかっておらんのだ!だがこの子息とやらがどうも困った性癖の持ち主だったらしくてな。

 いろいろ見逃せぬような証拠物がいささか不自然な程にいくつか見つかったためそちらの裏付け調査も同時進行しているのだ」

「…そうですか。領主の仕事もいろいろ大変そうですね。

 ではあまり長くお邪魔しても悪そうなので私たちはこれで失礼いたします」


 こういう時は変なボロを出す前にさっさと退散するに限る。俺はゆっくりと席を立つとイザクに向けて一礼する。


「おお!そうか!すまんな!

 落ち着いたら是非食事にでも招待させてくれ!」

 

 同じように立ち上がったイザクが手を差し出して来たので握り返しておく。ごつごつとした大きな手が領主自身も武器を取って戦える人間であることを証明していた。



 領主館を辞去して次の目的地へ向かいながらなんとかボロを出さずに済んだことに胸を撫で下ろしていると俺の服の裾を引っ張る人がいる。

 まあ振り向かなくても誰だかは分かるが一応確認すると,思った通りの人が裾を引っ張りつつジト目で俺を見上げていた。


「どうしたの?システィナ」

「昨日の桜さんの件…『つまりはそういうこと』だったのですね」


 結局あの後,システィナには桜が何をしに出て行ったのかを教えなかったのだ。それがさっきの領主の話で繋がったのだろう。

 イザクはベッケル家の誰とまでは言わなかったが間違いなくバルトのことだろう。桜はバルトを何らかの形で事故に見えるように殺害し,さらに過去の悪行を臭わせるような証拠をわざとらしく置いてきたのだ。

 おそらく見る人が見れば事故死ではないことはすぐわかるのだろうが,出てきた悪行の証拠を見れば誰かに報復されたと思い至っても事故死で済まさざるを得ない。そのラインを的確に見極めた繊細な仕事をしたのだろう。


 俺はシスティナの問いには答えることなく桜の頭を優しく撫でてあげた。よくやってくれたありがとうの気持ちをたっぷりと込めて。


「うにゃぁ。ソウ様ぁ」

 

 俺に撫でられて気持ちよさそうに目を細める桜を見てシスティナも諦めたようにため息を吐くと桜に対して頭を下げた。


「桜さん,ありがとうございました。そしてお疲れ様でした」

「う~ん?なんのことかな。全く分からないし」

「いいんです。私がお礼を言いたかっただけですから」


 とぼける桜に優しい笑顔を向けるシスティナに桜は一瞬きょとんとした表情を浮かべたがすぐに にへ と微笑んでシスティナの腕を抱え込んだ。


「おかしなシス。…でもありがと」

 

 うんうん,俺の嫁達の仲が良いのは和む。実に良い。

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