77 竜の巫女13
フローラに話を聞くと パンセの領主である父の命令で赤竜山の盗賊の調査に向かったそうだ
しかし 向かう途中に待ち伏せに合い あの状況に
アディールが暗い顔をして下を向いていたので
心配になり 大丈夫なの と聞くと
暗い顔のまま話始めた
この調査は罠だったと
フローラと仲間の騎士達を消すための
領主の方針に反対する勢力がフローラの元に集まり
大きくなってきたので 狙われたのだろうと
汚職等色々問題があるそうなんだけど……
俺には興味がない
そんなことは 国の偉い人達が解決する問題だよね
う~ん どうしようか
フローラとアディールは守りたいけど……
街のことには関わりたくない
俺が考えていると ティアが
「それなら 問題が解決するまで 私達の村に隠れていたらどうですか 盗賊達は全滅しているので
目撃者はいません フローラさん達は全滅したと
思われているのでしょ」
「いいえ それでは何も解決しません」
フローラが言うと ティアが
「ふっふっ それなら 大丈夫ですよ
すぐに解決すると思いますよ ねぇ」
ティアが なぜか 俺の方を見てくる
フローラとアディールも俺の方をじぃーと見てくるが……
俺は2人にだけ関わりたいんだけど……
「とりあえず 村に隠れて 様子を見るなり
密かに調査するなりすれば」
俺が言うと ティアが
「その間に解決するんですね」
って言って 笑顔で俺を見る
しかし フローラは
「ありがとうございます しかし 私達は街に戻ります 父も街の中で私達を襲うことはないでしょうし 街には他にも仲間がいます」
う~ん 暗殺する方法ならいくらでもあるよね
……
村と街へ向かう道は途中までは 同じなので
一緒に行くことにした
ありがとうございました
フローラ 本当に大丈夫
はい 無理はしません こう見えても
しっかりしているんですよ
それに アディールが必ず私を守ってくれます
本当だね 逃げることも時には 必要だからね
しかし 街を見捨てて逃げる訳には
見捨てても 死んでしまっても一緒だと思うよ
逃げて街を救う方法を考える方がいいと思うけどね
私には……
そうだね フローラは優しいからね
人に頼ることも 逃げて使命を全うすることも大事なんだけどなぁ
でも……
おいで
俺はフローラを抱きしめた
フローラは俺の胸の中で泣き続けた
う~ん どうしたものか 街に戻るとフローラは…
死んで欲しくない いや 死なせない
街に戻れば必ず……
フローラもアディールも本当は分かっているのだろう
……
う~ん
……
よし 決めた
俺はフローラを見る
そして
俺がフローラを拐うよ
えっ
逃がさないからね
えっ 何を
しばらく 村で過ごしてもらうよ
いや 監禁させてもらうよ
そんな 突然 何を言っているんですか
もう 決めたから 俺からは逃げられないよ
でも
文句があるならいくらでも聞くけど
何を言っても 逃がさないけどね
私はあなたに拐われたんですね
そうだよ フローラは今から ただの人質だね
犯人は盗賊ってことにしておこうかな
赤竜山の盗賊に拐われたことにしよう
そして フローラを助けるために アディールには
街に戻って 仲間を集めてもらおうかな
私は何をすれば
人質は大人しくしてていいよ
何も考える必要はない
父の不正を悩むことも 娘としての責任も何も
街のことも
何も考えないで
ゆっくり休むといいよ
何も……
フローラは俺の顔をじぃーと見つめて
よろしくお願いします
と言ってきた
俺がキスをすると
えっ って驚いた顔に
違ったかな と言うと
にっこり微笑み お願いします と
俺はフローラにキスを
そして
……
お嬢様
あっ アディール どうしましたか
いえ お嬢様の戻りが遅いので
何か合ったのかと
はい ありました 私は拐われてしまいました
ふっふっふっ
えっ 貴様 お嬢様に何を
大丈夫ですよ 私が望んで拐われているのですから
ふっふっふっ
意味が
明日 話しますね 私は ここで寝るので
安心してくださいね
えっ えっ じゃあ 私も
俺がいいの と聞くと
当然だ といったので
俺はアディールを抱きしめてキスをした
何を っと真っ赤な顔で
えっ 一緒に寝るんでしょ って言うと
意味が分かったようで 更に真っ赤な顔に
キスをすると
アディールは目を瞑る
いいのっと聞くと
アディールはコクりと頷く
そして
……




