64 落ち込んだ時は一緒に
ふぁ~
眠い
起きてテントを出ると
既に皆起きていた
ちゃちゃ ばにら ちょこ
元気そうだね
3人は 俺に気づき すぐに抱きついてきた
「おはよう ちゃちゃ ばにら ちょこ」
3人を抱きしめて1人づつ キスを
ハイリーを見ると こちらを見て微笑んでいる
「おはよう ようやく 起きたのね」
「おはよう ハイリー」
表情も声も明るい
元気を取り戻したようだ
お腹が空いていたので すぐに朝食を食べ
皆で稽古をすることにした
昨日は全力で走ったので
獣人達と大きく距離を開けただろう
まあ 匂いで追ってくるなら
完全に逃げきることは出来ないだろうけどね
逃げきるためには……
匂いを消すために川があれば泳ぐか……
それとも 商人の馬車に乗せてもらうか……
微妙かな
いや 無理だよね
犬と犬の獣族の鼻がどれくらい違うのか分からないけど 犬の嗅覚は人間の嗅覚の5千倍くらいって聞いたことがある
犬の獣族の方が優れていたら更にだもんなぁ~
24時間くらい経てば 匂いも追えなくなるって聞いたことあるが 明らかに何日も経った匂いをかぎ分けて追って来ている
う~ん
やはり 街の中が安全かな
獣人も いつまでも 人の領域にいられないだろう
「ねぇ これ 意味あるの 素振りなんかしなくても レベルが上がれば 簡単に剣の腕もあがるよ」
ハイリーも一緒に稽古をしているが まったく意味が分からないと困惑しているようだ
まあ それが この世界の常識なんだけどね
俺はいつものようにハイリーに1から稽古の重要性を説明した
最初は首を傾げていたけど 何とか分かってくれた
ちゃちゃちゃん達を見れば いかに凄いか分かるって言ってたけど……
う~ん
また それは別なんだけど
認識阻害の指輪の説明はしてないからね
移動は今日も走りだ
皆 元気に走っている
ハイリーも完全に回復したようだね
俺は皆の後に続いて走っているが……
う~ん 普通の速度だね
なぜ 昨日は……
何度考えても 昨日の移動距離は……
どんな速度で走ったのか……
まったく わからない
「どうしたの」
俺がぼぉーっと考えながら走っていると
ハイリーが話しかけてきた
そうか ハイリーに聞けばいいのか
いつもなら ちゃちゃ ばにら ちょこが話せないので すっかり聞くってことを忘れてたよ
「ハイリー 昨日の移動距離がね
どうやって進んだのか 不思議に思っていたんだよ
」
「えっ その子達に乗せてもらったけど」
えっ えっ
その子達って
だよね
「え~と この子達に乗ったの」
ハイリーは首を傾げて
「そうだけど 4人で乗せてもらったわよ
いつも そうしてるんじゃぁ」
どういうことだ 本当に乗ったのか 潰れないのか
俺は子狐達を見たが……この子狐に乗ったのか
「ごめん よくわからないんだけど 小さな子狐の上に乗ったの」
「えっ 違うわよ 大きくなってくれたよ」
おお そんなことが出来るのか
「そうなんだ へぇ~」
「もしかして 知らなかったの」
「うん」
「この子達は伝説の九尾狐でしょ
鑑定でも 九尾狐になってたわよ」
何それ
「え~と」
「この子達が合体して 九尾狐になったんだよ」
合体 おおっ まさかの合体ですか
師匠 信じてましたよ 素晴らしいです
鑑定してみると 幻獣になっていた
あれっ
9匹とも鑑定してみたが……結果は同じ
う~ん 合体すると変わるのかな
「やっぱり速かったのかな」
「ええ とても 君を待っていた場所まで
あっという間だったわよ」
なっ 俺は全力で 物凄く飛ばしたのに
ま まさか 俺より速いのか
「ちゃちゃ この子狐達は俺より速い」
ちゃちゃはコクりと頷いた
あ~ そうなんだ
へぇ~
喜ぶべきなんだが……
なぜか 悔しいぞ
もしかして 速いだけじゃなくて
本当に強いのか
そうだよね 師匠はいい加減だけど……
嘘はつかないからね
師匠が強かったって言ってたぐらいだから……
はぁ~
「どうしたの 落ち込んでいるなら お姉さんが慰めて上げようか」
「お願いします」
「ふっふっふっ その代わり 私も慰めてね」
今夜が楽しみだね
読んでくれた人 ありがとうございます
今週(来週?1週間の予定)は 竜の巫女の話の終わりまで投稿予定です
妄想の中では虎の獣族の話が終わったくらい
妄想しながら なるべく書いてますが
同じ妄想を繰り返していたり
話が飛び飛びになっていたり
う~ん
他の作者の人達はどのように進めているのかな?
アドバイスして欲しいけど……
返事をするのも
返すのも苦手
……
いつも通り 予定は未定です
計画性がなくてすみません




