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異世界転生 魔法の使えない最強の魔法使い  作者: あつし
2章 百英雄
201/216

幕間 解放07



竜の巫女はアイスに


「世界中の獣族を助けているの」


「うん そうだよ 可愛い子を守るのが第4の英雄だからね」


「第4の あっ そのアイスちゃんは もしかして 第4の英雄様の」


「ふっふっ そうよ テエルちゃんのお姉ちゃんってこと」


「お姉ちゃんですか」


「えっ テエルちゃんも 私の妹なんだ へぇ~ よろしくね」


「えっ うん お姉ちゃん」


戸惑いながら握手するテエル 顔を真っ赤にして 微笑む


「可愛い子 って 獣族が好きなの」


「弟と妹だよ このままだと戦争になるでしょ そうしたら 可愛いきょうだい達が戦争しないといけなくなるでしょ」


「えっ 戦争」


アイスの母親が話を


獣族達の人口は増え 戦力も増強されていると


奴隷にされている仲間達を解放するために人族に攻め込もうとしていると


その中には人族を皆殺しにしてしまおうと考えている獣族もいると


7英雄が生まれたことで 旗印として 獣族達は人族に攻め込もうとしているそうだと




「7英雄とは」


「ふっふっ テエルのきょうだい達のことよ 猫族の三つ子 犬族の双子が2組」


「それでは 英雄様の子供達が戦争を」


「ふっふっ それを止めるために アイスとホットは獣族を解放しているのよ 獣族のほとんどが奴隷にされている仲間が解放されればいいと考えているのよ 皆殺しにしようと考えているのは一部の獣族だけなの まあ 奴隷にされている獣族を全て解放しても戦争するかもしれないけどね それは獣族達が決めること そして人族達が決めること」


「戦争は止まらないかもしれないんですか」


「人族が 全ての獣族を解放して 獣族から奪った領土を返還すれば止まると思うけど 人族はしないでしょ」


「えっ どうして」


竜の巫女が言うと 赤竜が


「しないだろうな 人族が奪った領土を返還するとは思えない」っと


「ふっふっ でしょうね」っとアイスの母親が


竜の巫女が


「戦争をすればどちらが勝つんですか」っと


アイスが即答で


「獣族だよ」っと


赤竜が


「どうかな」っと言うと


アイスの母親が


「7英雄と一緒に育ている2人の子供がいるの 魔族の子供と天使族の子供がね とても仲がよくてね きっと 7英雄が人族に攻め込むなら 魔族と天使族を率いて獣族の味方をすると思うわよ 人族に勝ち目はないの 人族がどうなろうと構わないんだけど 可愛い子が死ぬと彼が悲しむでしょ それは止めないとね」


「えっ 魔族と天使族も」


「ふっふっ トールが魔族を率いるなら 全ての魔王と魔族が攻めてくることになるでしょね」


「えっ えっ そんなに凄い子供なんですか」


「ふっふっ 最強の魔王の子供なのよ」


「ムッ 私の方が強いけどね」


「ふっふっ そうね お姉ちゃんなんだもんね」


「アイスちゃんが一番上なんですか 長女」


「一番上は 男の子 長男がユウキ 長女がアイス 次女がホットね その次は微妙ね 彼の子供は沢山いるからね」


「ふっふっ」


「そうだ これを」


アイスの母親は竜の巫女に沢山の指輪を


「これは」


「彼の子供達 そして母親達に装備するように あなたから渡してね あなたとテエルはレベルが高いから こっちの特別な指輪がいいかな」


「どんな効果があるんですか」


「ふっふっ 装備して鑑定してみると分かるわよ」


「えっ あっ これは」


「ふっふっ 絶対に秘密の指輪だからね」


「はい 分かりました」


「それから これを」


沢山の玉を竜の巫女に


「それは親子鑑定の玉 両親が分かる玉よ 彼の名前は口に出すことも覚えることも出来ないの その玉でテエルを鑑定して 横でもう1つの玉で鑑定して父親の名前が同じなのか確認すれば 彼の子供なのか分かるからね」


「えっ 彼の名前は あれっ そういえば」


「ふっふっ 覚えてないってことも覚えてないでしょ 全てを阻害されているのよ 彼がこの世界で自由に行動できるようにね」


「そうだったんですか 分かりました 絶対に秘密にします テエルも秘密だよ」


「うん」


「ふっふっ 2人の秘密ね」


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