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異世界転生 魔法の使えない最強の魔法使い  作者: あつし
2章 百英雄
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幕間B  英雄に憧れる2人の子供 05



街の広場に人だかりが


ショウとヒナタは人だかりをかきわけて 何があるのかを見ることに


そして 一番前まで辿り着くと


恐ろしい殺気を放つ2人の女性を目撃した


木剣で何度も殴られる2人の子供


アデルとリディだ


アデルとリディも必死に木剣を振るい 大人の女性に向かっていくが


実力があまりにも違いすぎて相手になっていない


木剣で頭を殴られ 肩を 腕を 胴を 足を


フラフラになりながらも 立ち向かっていくアデルとリディ


僕は英雄だっと 私は英雄っと 叫びながら 立ち向かう 倒されてもすぐに立ち上がり 立ち向かっていく


子供相手なのに手加減なしの攻撃 見ている人達の中には目を背けている人達もいる


誰かが叫んだ


やめろと やめてと


だんだん 叫ぶ人数が増えていく


そして


街の人々が全員で叫んでいるように 声が大きくなっていった


それでも アデルとリディは 


口から血を流しながらも 大人の女性に立ち向かっていく


アデルは叫ぶ


「僕は強くなると」


リディは叫ぶ


「私は強くなると」


何度も何度も倒れても 倒れても 起き上がり 向かっていく


ふらふらになりながらも


最後まで剣を振る


アデルとリディの手が上がらなくなると それぞれの母親が


アデルを抱きしめ リディを抱きしめ


回復魔法を


人々がやりすぎだ っと叫ぶと


2人の母親が


「では あなた達がかわりに強くなりなさい」っと人々に向かって叫んだ


すぐに アデルが人々に向かって叫ぶ


「僕なら大丈夫 僕は第4の英雄です 可愛い女性を守るために旅をしています」


リディが真っ赤な顔で叫ぶ


「私は第4の英雄です 可愛い女性を守るために旅をしています」


アデルは叫ぶ


「僕は強くなる 世界中の可愛い女性を守るために」


リディは真っ赤な顔で叫ぶ


「私は強くなる 世界中の可愛い女性を守るために」


アデルは叫ぶ


「スライム退治は出来るようになりました」


リディは叫ぶ


「兎の魔物退治は出来るようになりました」


アデルとリディは叫ぶ


「絶対に強くなって 魔王よりも強くなって 可愛い女性を幸せにします」


辺りはシーンとなってしまった


・・・


ショウとヒナタは思った


こいつら何を言っているんだと


・・・


しかし


街の雰囲気が変わっていた


アデルとリディの話をする人々


笑いながら話す人々 馬鹿にしながら話す人々 様々だが


人々に感情が


街は活気に満ち溢れていた


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