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「やっぱり 春は花見ですよね~」


「綺麗だね 皆で一緒に 桜の木の近くで料理を食べるの始めて」


「ふっふっ たまには いいわよね」


「そうね 楽しいかも」


「この世界の人達は桜の花見はしないんですか」


「はぁ~ するわけないだろ」




俺達は桜の花見に来ていた


沢山の桜が 満開の桜の木が


うようよと 集まって来ている


綺麗に舞う 桜の花びら


花びらが俺達の方に近づけば ふっと 燃え 綺麗に消える




「君の世界では みんな桜の花見をしているの」


「そうだよ 皆で見て 料理を食べながら 皆で騒いで 皆で共有するんだよ 綺麗だね っと 美味しいね っと 皆でね」


「へぇ~ みんなでかぁ~ いいね また 来年もやりたいね」


「そうだね また 来年も皆でこようよ」


「ふっふっ 流行るかしら」


「はぁ~ 流行るわけないだろ 桜の魔物は1匹でもレベル300以上の者が6人以上で戦わないと厳しい魔物だぞ 花びらには神経毒もある 更に集団で行動する恐ろしい魔物なんだぞ フレアの炎の結界がなければ こんな所で食事等できるか」







終わりと始まりの季節


修行が終わり 旅立ちの時期が近づいていた


楽しかった ユウ スノウ フレアとの修行の日々


桜の木の下で 思い出を話し笑い合う


旅立つ俺を祝福してくれるように舞う花びら




そして


「そろそろ 倒すわよ」っとフレアが言うと


桜の木の魔物は山と一緒に燃え上がり


地獄の景色が広がった

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