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異世界転生 魔法の使えない最強の魔法使い  作者: あつし
1章 仲間を求めて 仲間と共に
137/216

137 千エン



おはようございます


ふぁ~ぁ おはよう ノルン


大丈夫でしょうか


んっ 何が


聖騎士様達ですよ 危険だと忠告したのですが 第4の英雄に出来て俺達に出来ないはずがないと


あっ スライムのことか そんなことより ね


ふっふっ


ノルンは俺の顔をじぃーと見つめながら 両手で緋袴を持ち ゆっくり ゆっくりと上げていく


ノルンの潤んだ大きな瞳 ぷるんとした小さな唇  ごくりっ 下も気になるが どこを見れば


ノルンの白くて綺麗な足が すべすべの太ももが 徐々に見えてくる


ごくりっ 俺は何度も唾を飲み込む もう少しで


太ももの上部に しかし ノルンは ギリギリで止め ふっふっ っと笑い


寝ている俺の顔の上に


・・・












宿を出た時にはお昼を過ぎていた


「ムンガ王国にはいつ行くんですか」


「う~ん 今日旅立つ予定だったんだけど ノルンともう1泊してから 明日の朝にでも旅立とうかな」


ノルンは嬉しそうに微笑み 俺と手を繋ぐ


「ふっふっ じゃあ 今日の私の予定はキャンセルして 街で買い物でもしましょうか」


「そうだね」


今日もいい1日になりそうだね








頼んでいた大量の食料と水をアイテムボックスに収納して 次の日の朝に俺はムンガ王国に向けて旅立った

ノルンの話ではムンガ王国の食料問題にはアブソート教団が大きく関わっているそうだ

アブソート教団は多くの国で排除されたが拘束されたのは1部の人のみで 多くの信者は罪に問われることはなかった

権力を失った貴族やお金持ちの信者達は物価の安いムンガ王国に元信者達を連れて流れていったようだと

元信者達がムンガ王国で権力を手に入れようと暗躍しているのではないかとの噂があるそうだ




俺はムンガ王国の街 ランケの街に到着した

街に入ると人通りは少なく活気がまったくない 明らかに寂れていている

う~ん 確かに貧しい国みたいだね 店の商品も少ないように感じるけど


宿に行ってみたが 受付がおじさんだったので他の宿を探すことに

人も少ないし可愛い子も見当たらない 外れの街なのか



俺がキョロキョロと歩いていると


おっ 発見


俺と目が合うと 可愛い女の子の方から近づいてきて


「お願いします 私を買ってください」


もちろん 即答で


「うん いいよ」


っと俺が言うと女の子は驚き戸惑いながら震えはじめた


あれっ 自分から言ってきたのに どうしたんだろう


「お金お願いします 千エンでいいです パンでもいいです」


やすっ そう言えば痩せているというか やつれているのかな


「じゃあ まずは食事にしようか どこでもいいから 美味しい店に案内してよ」


「えっ 美味しい店」


女の子は戸惑いながら考えこんでいる


え~と 名前はエッタか


「エッタ 何か食べたい物はあるのかな」


「えっ パンが食べたいです いえ 何でも食べれる物なら 出来たら妹の分も」


「妹もいるんだ じゃあ 3人で食べようか」


「いいの」


エッタのお腹から ぐぅ~ っとお腹の虫の音が


エッタは真っ赤な顔をしてうつむきながら


「何でもします よろしくお願いします」


それは嬉しいけど とりあえず これでいいかな


俺はアイテムボックスからサンドイッチを取り出しエッタに渡した


エッタは驚きながら じぃーっとサンドイッチを見つめ 唾をゴクリと飲み込む


「沢山あるから 食べていいよ 食事は別だから お腹いっぱいにならない程度ならおかわりしていいからね」


「えっ これは2人分じゃないんですか 私が食べても」


「いいよ 有名な店のサンドイッチだから美味しいよ」


エッタはサンドイッチを口に入れると美味しいと涙を流しながら夢中で食べていた


「ゆっくり食べていいからね ほら ミカンの果汁でいいよね それと はい おかわりいるだろ」


「えっ でも 妹の分が」


「沢山あるから 安心していいよ そうか そうだね はい これが妹の分ね 先に渡しておくから安心して食べていいよ」


「あっ ありがとうございます」




エッタに着いていくとボロボロの家の中に


中に入るとエッタとよく似た女の子が 名前はレティ


レティは俺を見ると震えながら


「私が頑張ります お姉ちゃんはゆるしてください」


えっ 無理やりはしないつもりだけど


「エッタが嫌なら 何もしないから大丈夫だよ」


「えっ そんな 私達はお金がありません お願いします 抱いてください お願いします」


エッタは俺に抱きついてきて 必死にお願いしてきた


俺はエッタを抱きしめ 優しく頭を撫でながら


「大丈夫 もう 大丈夫だから これからは沢山食べれるようになるし お金の心配をすることもないからね それに嫌なことはしなくていいから」


「えっ えっ でも どうして」


「それより レティにサンドイッチをあげないと 食べたら 美味しい店に案内してね」


レティにサンドイッチとみかんの果汁を渡し 俺の方をみて


「ごめんなさい お店で食べたことありません」


「そうなんだ じゃあ ギルドに行って聞いてみよう 3人で食事 その前に洋服でも買いに行こうか」


「えっ えっ」


エッタは意味が分からないと戸惑いながら レティの方をみるが レティは夢中でサンドイッチを食べていて聞いていない


う~ん 先に着替えてもらったほうがいいのかな


「じゃあ エッタとレティは服を脱いで」


「あっ 私だけじゃあ ダメですか」


「風呂を出すから 3人で入ろうよ」


エッタは真っ赤な顔になり服を


「初めてなので その優しく いえ 何でもないです 好きにしてください」


「風呂に入るだけだよ 恥ずかしいなら 俺は出てるから 2人で入る」


「えっ その いえ 大丈夫です」


エッタが服を脱ぐと レティも服を


俺が風呂に入るとエッタとレティも すぐにレティが俺に抱きつきキスを


んっ ちゅっ んんっ ちゅっちゅっ


レティの顔は真っ赤で一生懸命に俺にキスを 吸い付きながらのキスを


「レティは経験あるの」


「ないです ダメでしたか」


「いや よかったよ ありがとう」


頭を撫でると えへへっと笑い もう一度キスを


エッタと目が合うと すぐにエッタが俺に抱きつきキスを


エッタはいきなり 舌を入れてきて べろべろと激しく舌を動かしてきた


「無理しなくていいからね 舌はもっと優しくね キスは愛を確かめ合うように優しくするのが大事なんだよ」


「ごめんなさい 下手でしたか」


「俺のことが好きじゃなければ しなくていいんだからね」


「でも」


「私は好き」


レティはそう言って俺にキスを んんっ んんっ れろれろっ 舌をゆっくり動かしながら絡めてきた


「私も」


「だから 無理しなくていいよ 綺麗にして出かけるために風呂に入っているだけだからね 服を買うまでは これを着てね」


「えっ 何もしないんですか それに そんな綺麗な洋服」


う~ん 今までどうしてたのか


「エッタとレティは今まで何をしてたの」


「私達は孤児院にいましたが 潰れてしまいました それで」


「体を売って生きてきたのか」


「まだ です なので よろしくお願いします」


「私もよろしくね」


エッタは真っ赤な顔で レティは打ち解けてくれたように気軽に


おおっ いや 我慢だ 我慢






俺達3人はギルドに


この国のことを聞いてみると やはり食料問題は深刻なようだ 食べれる魔物がいないのかと聞いて見ると

北の森には食料になる魔物がいると しかし恐ろしい魔女が住み着いているため近づけないと

この街の西側の山にも食料になる魔物がいるが強い魔物がいるため近づくことが出来ないそうだ

他の場所の魔物は素材にはなるが食べれる魔物がいないそうだ

強い魔物のことを聞くとワイバーンというA級の空飛ぶ魔物で山に近づけばすぐに集団で襲ってくるそうだ

街の食料状況を聞くと物凄く値上がりしていて一般の人達にはほとんど手に入らないそうだ

前回魔族が南の国に侵攻してきたことで冒険者の数が減り 更に食料問題で冒険者達がこの国に寄り付かないようになってしまっているという悪循環に

北の魔女のことを聞くと分身の術が使える恐ろしい魔女で可愛い子供を攫っていくのだと

魔力は無限で不死 倒したとしても すぐにその場で蘇るため 討伐が出来ないのだと

国が兵をあげ魔女退治に行ったそうだが 3度の魔女退治で生きて帰った兵は0だと

この世界でもっとも強い2大魔女の次に強いのではないかと言っていた



う~ん スノウとフレアは元気にしているのかな まあ 強い魔女なら近づかない方がいいよね


だとすると西の山か


俺がぼーっと考えていると ギルドのおじさんが

悪い噂があると 各街で王を倒せとの声が高まっていて住民が反乱を起こす可能性があると

アブソート教団が関わっているのかと聞くと

増えているようだが 分からないと言われた

違うのか 違うなら関わりを持ちたくないけど


街の美味しい店を聞くと 行かないほうがいいと言われた

襲われる可能性があると 何も食べることの出来ない人達が限界にきていると




さて どうしようか 食料問題は王や領主の問題なので俺が助ける義務はないけど

可愛い女の子達を見捨てることは出来ない

う~ん

とりあえず 飯か


「エッタとレティの友達は大丈夫なのか 可愛い子なら食事くらい食べさせてやるけど」


「えっ 分かりません 私達は自分達のことで必死で あっ 孤児院の廃墟にまだいるかも」


「じゃあ 行ってみるか それとも 3人だけで食事がいいか」


「えっ 皆を助けてくれるの」


「いいや 可愛い子だけ それと エッタとレティが助けたい人だけかな 俺に全員を助ける力なんてないからね」


「うん 孤児院の廃墟によってもいいですか」


「わかった 行ってみようか」




孤児院の廃墟に行くと小さな子供達が かなり危ない状況のようだ 水のみの日が続いていると

エッタとレティが声をかけると200人くらいの子供達が

魔物を捌ける人や料理が出来る人がいるかと聞くとほとんどの人が出来ると

まあ 食べたいだけで嘘を言ってる子もいそうだけど

俺はオーク 兎の魔物 大牛の魔物を出して子供達に料理をしてもらうことに


料理をしていると騒ぎを聞きつけてきた大人達が集まってきて分けて欲しいと言ってきたが

もちろん断った 今まで子供達に食料を分けないで 自分達は分けてくれと虫のいいことを言われてもね

小さな子供で餓死しそうな子供にはアイテムボックスからポーションとスープを









ありがとうございました みんなお腹いっぱい食べることが出来ました


よかったね エッタ


はい なので 私を好きにしてください


ごめん エッタ 俺のことが好きじゃなければ出来ないよ


私は好きだよ


んっ んんっ ちゅっ ちゅうっ


レティはキスが上手だね


へへっ 見たことあるの 好きな人とするんだよね


そうだよ おいで


あ あの~ 私も その 好きです


エッタは真っ赤な顔をしながら服を脱ぎ 俺に抱きついてきた


いいの 何もしなくても 俺はエッタを助けるよ


好き んんっ んんっ ぷはっ いいですか


可愛いよ エッタ


ふっふっ おねえちゃん 一緒にね


えっ うん


おおっ いいのか


・・・




テントの中で2人の可愛い声がいつまでも鳴り止むことはなかった

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