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異世界転生 魔法の使えない最強の魔法使い  作者: あつし
1章 仲間を求めて 仲間と共に
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133 大きな的




さて どうしようか 30人を守りながら ダンジョンを進むのは厳しいよなぁ~


でも30人でのテント生活は 楽しそうだけど


う~ん



俺が悩んでいるとマヤが


「そういえば 英雄様は冒険者でしたよね 今月の強制依頼はよろしいのでしょか」


「えっ 強制依頼って何 何も言われてないんだけど」


「聞いてませんでしたか 新米の冒険者でもこの街に安全に来られるように 街の近辺の魔物の間引きをしています」 


「そうなんだ 強制依頼で魔物の間引きを それなら 今からギルドで聞いてみるよ」







ギルドで聞いてみると先月の強制依頼分の魔物はクリアしていたので 今月も頼むと言われた


そういえば 街の近くの魔物を倒してギルドで売ったから達成していたのか


間引きの魔物を見ると スライムでも100匹倒せば強制依頼達成出来る簡単なものだった


それなら スライムでいいかな みんなにも協力してもらえば 一瞬で終わりそうだよね


俺がスライムの項目を見ていると ギルドのおじさんが


あの~ 英雄様なら問題ないと思いますが それはB級の依頼になりますよ


えっ スライムだよね


おれは問題ないと言って依頼書を受け取った







俺は30人の女性達と街の南側に大量発生しているスライム狩りに行くことにした


俺は全員に頑丈な鞄を渡し投げやすい石を入れるようにと指示を


基本の石投げから始めたほうがいいだろう




おっ いたいた あれっ ちょっと 大きいような


まあ いいか


俺が次々にスライムに石を投げていくとスライムは一撃で倒れていく


やはり 問題ないようだね


ここのスライムは大きいので いい的になる


女性達の石が当たってもスライムを倒すこと出来なかったが投げる稽古にはなるだろう


女性達に近づいてきたスライムは俺が石を投げつけ倒し 近づかれないようにしている


スライムの数は300匹くらいいたが 20分程度で全滅させることが出来た


俺がスライムを持ち上げようと近づくと


マヤが


「英雄様 巨大スライムには猛毒がありますよ 素手で持つのは危険です それに買取価格は0エンですよ」


んっ 巨大スライムっていうんだ 猛毒 0エン


「猛毒があるんだ 落ちているエンを拾いたいけど これだとスライムに触れないと無理だよね」


「巨大スライムの猛毒は死んでからだんだん弱まっていきます 24時間くらいでなくなるそうです」


なるほど それなら


「じゃあ 猛毒がなくなってから 素材も回収出来るんじゃないの」


「出来ますが 巨大スライムはスライムに水分を多く含んだような素材なので価値がまったくないんですよ」


へぇ~ そうなんだ


「ありがとう 危うく触ってしまうところだったよ 弱いのに1万エンも落とすなんて お得な魔物なんだね」


「えっ 弱くはないですよ 接近戦で倒すなら毒を受けてしまいますし 魔法防御も強い厄介な魔物なんですよ」


んっ 石で簡単に倒せたよね


「石に弱い魔物ってこと」


「いえ 聞いたことありませんが 実際に石で倒せたんですから そうなのでしょうか」


まあ いいか




「それにしても さすが英雄様ですね」


「えっ 何が」


「こんなにも簡単に全員のレベル上げをしてしまうなんて」


「レベル上げって」


「えっ 巨大スライムのことですよ 1匹経験値2000でしょ」


「へぇ~ そうなんだ それじゃあ お得だね 他にいないか探してみたほうがいいのかもね」


「知っていて皆を連れて来たのではなかったんですか あっ すいません ふっふっ とぼけているだけでしたか」


んっ 何か勘違いしているのかな まあ いいけど 



おっ いた


「前方にスライムの群れがいるからね 石の補充を レベルが上がったからアイテムボックスの中に常に大量の石を収納しておくように」


本当に強いのか


石を投げつけると やはり1撃でスライムは倒れてお金を出していく


う~ん 弱い 特に弱点は狙ってないと思うんだけど


レベル65のマヤが石を投げても 石はスライムに貫通することなくはじかれている


う~ん マヤが投げるとダメなのかぁ 俺の石だけが


攻撃力の差か それなら強さを弱めて確かめれば


試しにスピードを落として投げると スライムにはじかれてしまった


やはり そうか


だんだん速くしていき 一定以上の速さになるといきなり 貫通しだして 1撃で倒せるようになった


貫通さえ出来れば1撃で倒せるか 風船のように破裂しているのかも


んっ 何かを出したぞ おっ 指輪か


俺が木の棒を使って指輪を取り出して 鑑定すると


C級のスライム召喚の指輪


「凄いですね 召喚の指輪なんて 始めてみました たしかC級のスライム召喚の指輪は スライムを最大5匹召喚出来ると聞きました」


「そうなんだ じゃあ これはマヤにあげるよ まだ毒が心配だから気をつけてね」


「えっ 結構ですよ そんな大事な物はいただけません」


「俺はA級持っているから大丈夫だよ まあ 仲間が倒した魔物から出たものなんだけどね」


「えっ A級ですか」


「まあ A級と言ってもスライムが30匹だからね S級のゴーレム召喚の指輪のように200匹とかなら凄いと思うけど」


「えっ S級なんてあるんですか 幻のというか おとぎ話とかに出てくる指輪ですよね」


「これがそうだよ これがA級で こっちがS級」


「凄い 本当ですね ゴーレムが200匹も出るんですか」


「欲しいならあげようか」


「とうでもないですよ A級が国宝級なんですよ S級なんて持っていたら 命狙われそうで怖いですよ」


「ははっ 大げさだね」


「いえ 秘密にしていた方がいいと思いますよ まあ 英雄様でしたら 襲われる心配はないと思いますけど」


そんなに凄い物だったのかな って あそこにも


木の棒で持ち上げて鑑定してみると C級のスライム召喚の指輪だった


「ほら あまり珍しくないみたいだよ」


「でしたら これをノルン様に献上してもよろしいでしょうか」


「こんな物を まあ マヤがそうしたいなら いいけどね あげるから自由にしていいよ」


マヤは喜んでいたけど その後も スライムを倒すと 2つも指輪を落とした



マヤが不思議そうにしていたので聞いてみると


「いえ そもそも巨大スライムの数が多すぎるように思えるのですが」


「そうなの この依頼書にはスライム100匹って書いてあるだろ」


「いえ これには 普通のスライム100匹で もしかしたら巨大スライムもいるかも知れないと書いてますよ」


んっ そうなんだ よく見てなかったけど あっ 本当だね


待てよ 何だか嫌な予感が 以前も同じようなことが


・・・


そうか ちゃちゃが黒いスライムを倒した時も大量にスライムが発生していたんだった


もしかすると 危険なスライムがいる可能性も


「マヤ 街に帰ろう」


「えっ しかし24時間経たないとエンが取り出せませんよ」


「お金はいらない 今すぐに戻ろう」


「でも いえ 分かりました すぐにみんなに伝えます」




俺達は急いで街に戻ることにした




俺はギルドに行き記録の玉で巨大スライムを倒した映像を見せて

何か危険な魔物がいる可能性があると忠告しておいた

しかし それを聞いていた周りの冒険者達が巨大スライム700匹以上から出たエンがあるならと

次々にギルドを飛び出していった

まあ 1匹1万エン落としたので 700万エン以上は落ちているだろうけど

俺はもう一度 危険な魔物がいるかもっと忠告してギルドを後にした




「そんなに心配なことなのでしょうか あれでしたら 教団からも人を出しましょうか」


「それじゃあ レベル100以上の人を3人以上で様子を見に行ってもらえるかな」


「えっ レベル100ですか すみませんが ここにはいません 教団の信者全員の中にも5人しかいませんので」


そうなんだ


「じゃあ 街の周辺のパトロールを強化してもらえるかな 危険そうな魔物がいたら 戦わずに街のギルドにすぐに知らせるようにと それにノルンに言えば 王も動いてくれるばずだよ」


「分かりました」


考えすぎかもね



さて 今日は誰と

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