124 第4の英雄は最強の魔法使い
おはよう
ふぁ~ぁ おはよう ノルン おいで
今日は忙しいので
約束だろ
あっ はい
俺はノルンを抱きしめ
キスを
そして
・・・
ありがとうございました
んっ 何が
ニケのことです 街も出来て楽しく暮らしているそうです
それは ノルンが頑張ったからだろ 俺は何もしてないからね
いえ 私だけでは 何も
俺だけでも 何も出来なかったよ 俺だけなら この国を潰すしか方法がなかったからね
それでも お礼を言わせてください
それよりも ねぇ
ふっふっ
ニケを救い出す計画は世界の国々を巻き込み解決された
今回一番注目されたのはサブル王国 女王サリア
人類の敵である悪魔族の野望を阻止
虎の獣族との同盟
そして 獣族の奴隷を禁止するのではなく 高く買取をすることで 獣族を救い出した
もちろん お金のない獣族は全ての奴隷を買取ることなど出来ない
獣族に買取されない獣族はサブル王国の奴隷となる
が
サブル王国の奴隷になると 一般の人と変わらない暮らしが出来る
サブル王国に負担が出ないように獣族の買取の値段は俺が決めた
サブル王国に利益が出るように値段設定を
負担は被害者である獣族にお願いしたのだ
もちろん 反対する獣族も出たが お金で解決するならと 多くの種族の獣族が協力をしてくれた
サブル王国もこれまで獣族狩りを行っていたが 王が退位することを条件に同盟は締結された
サブル王国の女王の側近には2人の人族と獣族の言葉を話せる女性がいたことも大きかったようだ
それとなんと言っても 女王サリアの飴と鞭だろう
獣族の奴隷を高く買うという飴と
記録の玉のコピーを各国に送り鞭を
その記録の玉には恐ろしい記録が
巨大な火の玉が街に落ち 一瞬で街が消滅してしまう記録が
第4の英雄の魔法だと
更に土の魔法で鬼族2万の軍を次々に倒していく記録も
噂では第4の英雄は転移の魔法で世界中の王都や街にいつでも転移出来ると
王達は恐怖したと言われている
う~ん よく分からないけど これで解決なのかな
クーデターを起こした王女
俺の作戦に参加した複数の種族の獣族達
獣族の奴隷を禁止する王達
ニケを助けるために関係ないことがいろいろあって よく分からなかったが・・・
まあ 俺には関係ないか
サリアもノルンも大変そうだけど 可愛い女の子の命が助かったなら それでよしとしよう
俺は忙しそうに働いているノルンを抱きかかえて
ベットに向かった