恐怖!命懸けのジェンガ
みんなはヒロシの自宅に遊びに来ていた。
ヒロシ「よーし、早速色々していこう!!」
メロン「そうね!まず何していこうかしら。」
ナナ「ダイナマイトバレーとかどう?爆発した時に最後にダイナマイトに触れていた人が負けっていうルール。」
メロン「それ、おもしろそうだねぇ」
ロア「逆ロシアンルーレットってのはどう?何も入ってなかった人の負けっていうやつ。」
メロン「それもよさそうだね。」
ヒロシ「却下。こいつの場合、それをやらせるのはあまりにも危険すぎる。」
ナナ「ロアさんにだけ何だか色々制限加えているけど、何かあったの?」
ヒロシ「ボクハナニモサレテナイ」
ナナ「あぁ~……これはなんかしらあったわねぇ。ロアさん。申し訳ないけど、それは無理だわ。ヒロシ君、なんだかトラウマらしいから。」
ロア「えぇ、久しぶりにやりたかったのに……」
ヒロシ「ビクッ!!」
ナナ「......貴女のせいね?」
ロア「私なんか悪い事した?」
ナナ「さあね。」
そんな感じで、ダイナマイトバレーをやった。
負けたのはロアだった。
ロア「うっぷ......これ結構火力高かったね。」
ナナ「ええ、ヒロシの家が、普通の家だったら吹っ飛んでたわ。」
メロン「この家凄い耐久力あるわね。」
ヒロシ「ざっと20兆使った。」
メロン「流石ヒロシ。」
もっと遊びを始めようとしていたが、ヒロシ以外のみんなが突然現れた縄に縛られた。
怪人ガルモスの仕業だった。
ヒロシ「お前たち!卑怯だぞ!!」
ガルモス「そんな手も使っていいのが悪なのだ。ははは。」
ヒロシ「くっ!!」
ガルモス「さて、お前たちにチャンスを与えようではないか。この縄はお前の攻撃でも、壊せない。縛った者の命が、この縄の強度に匹敵するからな。だが、この縄の鍵を解除できる方法が唯一存在する。このガルモス特製のジェンガでお前が勝てば、開放される。」
ヒロシ「やってやる!!」
ガルモス「ははは。受けるしかないよな。」
ジェンガは始まった。両者、ギリギリを攻める。
そして、今ではグラグラに揺れて、倒れそうな状況だった。
ガルモス「ははは!お前の番だ!!これで崩れる!!」
勝利が確信出来たらしい。だが、焦りは見えなかった。
ヒロシ「お前たちに負けるわけにはいかない!!」
ヒロシが一本抜いた。それで崩れる。なんてことは起こらなかった。
ガルモス「なに!!」
ガルモスは焦った。そして慎重に抜く、がそれも無意味に終わる。
崩れた。ジェンガは崩れたのだ。
勝った。ヒロシは勝ったのだ!!
縄は緩み、解放された。
ガルモス「おのれ。ヒーローHIROSHIめ!!」
ヒロシ「僕は、お前たちを許さないぞ!!」
「変身!!」
HIROSHIはガルモスの胴を蹴り、消滅させた。
「ぐわぁぁぁ」
ヒロシは勝利した。