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異世界ヒーローHIROSHI  作者: Ags
17/21

強靭にして無敵にして最強のヒーロー、HIROSHI!


ここは、学校。メルヘン中学校という所だ。

この学校には、様々な種族が平等に通っていると言われている学校なのだ。

毎年入ってくる生徒の数がかなり多いので、クラスは34クラスと、とてつもない程のクラス分けがされる。この世界の人口は減っているはずだが、入学する生徒の数はそれと反比例して増えているため、それでも足りないと言われているらしい。


ヒロシ「今日もいい天気だ。」


ヒロシは自分の教室に入る。すると、いつものように声をかけられるのだ。


「「ヒロシ君、おはよう!」」


ヒロシ「みんな、おはよう!今日も元気そうだね。」


クラスメイトだ。クラスのみんなはヒロシに毎日挨拶を欠かさずにするのだ。


席に着くと、丁度チャイムがなった。教室に担任の先生が入ってくる。


「えーっと。なんだ、あれだ。……もういいや。朝会終わりぃ。お疲れぃ。」


ようやく異世界の学校のルールにも、接し方にも慣れた。

最初にこの学校に来たときはみんな不思議そうに見ていたが、ヒロシがヒーローHIROSHIだということがわかると、一気に距離感が縮まったような感じがしたのだ。


昼休みの時間がやってきたとき、僕は廊下に歩きながら考え事をしていた。

その時、何か微かだったけど、物音がしたような気がした。

ヒロシはその方角の方へと向かう。


「おいおい、何でだよー。何で今日はお金を貸してくれないの??」


「だから、お金がないんです。勘弁して下さい......。」


「いやいや、お金入ってたよね?俺見たよぉー。はっきりと。」


「こ、これは、泥で汚れたワイシャツが使えなくなったから、新しいワイシャツを買うために渡されたお金なんだよぉ。」


「んなのいいじゃん。泥まみれの制服でそのままくればいいじゃん。」


「そうだよそうだよー。そんな贅沢して買うもんじゃないぜぇー?制服ってのは。」


カツアゲか。二人で一人にかかって金を巻き上げようとしているな。悪質すぎる。

さて、どうする?ヒロシ。別に助けなくてもデメリットはないが。

まあ、助けてもいいか。後で自殺されて見殺しにしたと責められても面倒だからな。


ヒロシ「お前たち、何をしてるんだ。あまりいい雰囲気じゃなさそうだぞ。」


「ん?こいつは、確かヒロシか。一年坊主の。」


「ヒーローだか何だかで祭りあげられているが、今のこいつは、スーツを着てないただの丸腰のガキだ。始末するなら今のうちってとこだな。」


「よし。なんか変なことほざこうとしてるから、ボコボコにしてやるか。」


二人はゆらゆらと体を揺らしながらこちらに近づき、右でパンチを繰り出した。

だが、その時は既にヒロシは背後にいた。


ヒロシ「怪人ガルモス達より数100倍遅くてあくびが出そうだよ。


ヒロシは二人の首に手刀で攻撃し、気絶させた。


ヒロシ「君、大丈夫かい?危なかったね。」


「うん。ありがとう。ヒロシさん。」


ヒロシは、また何かを守れたのだ。

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