不純な恋。怪人達の新たな恐怖!
「それじゃあ、また明日会おうね。集合時間はまたLINEとかで連絡するから。……じゃあ」
「待って!!フミオ君!!」
ミネはフミオに走って近づいて、振り向いたフミオに抱きついた。
「ど、どうしたんだ?!急に抱きしめるなんて!」
「私、まだ帰りたくないの!私、フミオ君がいないとさみしいの!フミオ君がいないと、安心する事ができないの!!この時間を、終わらせたくない!!」
時が止まればいいのに。そう思った。
「好きです。」
「......やっぱ俺の口から直接言った方がいいかな?」
「何言ってるの!!当然よ!!そんな事もわからない人だとは思わなかっt
フミオは右手でミネの顎をそっと掴み、接吻を行った。
「......ッ!!」
「ありがとう。俺も好きだよ。」
二人は、その夜の出来事を一生の思い出として記憶の奥底まで残す事となった。
ロア「キャァァァ!!!二人がついに恋人同士になったー!!良いなぁぁ!!!」
ヒロシ「おいおい、フィクションだろ??そこまで盛り上がるもんなのか??」
ロア「何言ってんの!!二人がついに思いを伝えられたんだよ?!!感動できない方がおかしいよ!!」
ヒロシ「僕はこの世界の住人じゃないから頭がおかしいんだなきっと。」
ヒロシとロアは映画を鑑賞していたのだ。メロンとナナは私有地の鉱山に行っている。留守番頼んだとナナに言われたので、ヒロシとロアは、ナナの家で待機していたのだ。
映画が見終わったと同時に、下から物音がした。
ヒロシ「なんか物音がしなかった?」
ロア「そん音しなかったよ。アイスティー飲む?」
ヒロシ「遠慮しておく。一応下に行ってくるわ。」
ヒロシは下の階に降りた。すると、なんとフミオとミネ役の俳優さんが来ていたのだ。
鍵はしめてあったはずなのに、まさか、怪人ガルモスが化けているのか?!!
「私たち、実はナナさんの友人でしてね、ナナさんからは合鍵を渡されたのですよ。」
ヒロシ「そうなんですか。今はいませんのでそれまでお待ち下さい。」
「そうですか。分かりました。ここで待つことにします。」
ヒロシは元の階に戻ろうとした。
すると、スプレーを何かをかけられた。
……毒ガスだ。加えて催眠スプレーをかけられたらしく、眠気がする。
「ははは、まんまと騙されたな。」
二人は姿を現した。
ヒロシ「あっ!!」
怪人ガルモスだった。奴らは変装していたのだ。
ヒロシ「くっそぉぉ。怪人ガルモス!よくもだましたな!!」
ガルモス「ははは、奇襲大成功。これで貴様も終わりだ。」
「変身!!」
HIROSHIは怪人ガルモスを蹴りで一人倒す。
「ぐあああ」
ガルモス「おのれ!!」
ガルモスは蹴りを喰らわせようとした。なので、右パンチで倒した。
「ああぁぁぁ!!」
ガルモスの奇襲作戦は失敗したのだ!!!
ナナ「そう、私がいない間にそんなことが。」
ヒロシ「危なかった。変身してなければ、毒ガスと催眠ガスで殺されてたよ。」
メロン「間一髪ってとこだったね」
ロア「アイスティー飲まないからそういう事になるんだよー!」
ヒロシ「お前はただ睡眠薬を俺に飲ませたいだけなんだろ?」
メロン「あんた!なに人の彼氏を寝取ろうとしてんのよ!!」
ロア「その様な事があろうはずが御座いません。」
ヒロシ「いや、お前は危ないから何もするな。」
ロアはメロンに数時間説教された。