最強の者
R「今日の議題は前回に引き続き、[最強は誰か]だ。前回も前々回も紛糾したから、今回は条件を付けたい。自分より資産がでかい者を負かせた者を勝者とするのはどうだ?」
F「おいおい、そんな奴いるのかよ?絶対に勝てるケンカしかしない、つまり、弱い者苛めが俺達の行動原理だろ?」
A「俺がいるだろ?まだ小さかった俺はBの親父に勝ったんだぜ」
G「ダメだ。お前がBの親父とケンカを始めた時は、法的な意味でのお前はまだ存在していない」
A「・・・」
B「Itの親父は?Iの親父に1回勝っているが」
A「相手がIの親父だろ?しかも、2回目はIの親父に負けている」
B「Jのひい爺さんと、何世代前かは忘れたけどVの祖先はMを撃退したよな?」
F「Jの親父はCの兄貴に負けた。それに、Jを[最強]と認定したら、あいつ、調子に乗って何しでかすか分からん」
G「やはり俺が最強だ。俺の爺さんはFに勝った」
R「最凶だろ」
F「・・・あれは俺の黒歴史だ・・・ってか、お前ん家、あれ以外に単独で勝ったことあるのか?」
G「・・・」
C「僕は?僕のお爺さんはM君を追い出したし、お兄さんはJ君のお父さんに勝ったよ!」
B「お前、Vに負けたよな?」
C「・・・」
B「あれ?Vが一番強いってことか?M、F、CとAにも勝っているじゃないか?」
A「俺は負けていない!」
R「でも、追い出されたよな?意思を完遂したのはVだ」
A「お前の兄貴が首突っ込んでこなければ俺は勝てた!」
F「何言ってんだよ。お前がBの親父に勝てたのも、俺の親父が手伝ったからなじゃいか」
A「・・・」
B「・・・決まりかな・・・」
G「・・・そうだな・・・Vが最強だ」
用語解説
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Bの親父=グレートブリテン王国
法的な意味でのお前はまだ存在していない=13植民地がイギリスと開戦したのは1775年4月19日。アメリカの独立は1776年7月4日。
Itの親父=エチオピア帝国
Iの親父=イタリア王国
Iの親父に1回勝った=第一次エチオピア戦争
2回目=第二次エチオピア戦争
Jのひい爺さん=鎌倉幕府
Vの祖先=陳朝
Jの親父=大日本帝国
Cの兄貴=中華民国
俺の爺さん=プロイセン
Fに勝った=普仏戦争
僕のお爺さん=明帝国
Vに負けた=中越戦争
俺の親父=ブルボン朝
室町幕府は制度的には鎌倉幕府の継承政権だし、源氏が将軍だったことから一体化させている。