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桜町野球軍  作者: 赤虎
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C君の憂鬱

C「僕、A君のこと嫌いなんだ」

R「どうしたんだよ?いきなり」

C「A君ってさ、自分だけが正しいって思い込んでいて、それを人に押し付けるでしょ?」

R「そうだな」

C「僕が貸したお金、返してくれないし・・・お金持ちのくせに」

R「・・・」

C「野球チームの分担金だって、自分の思うようにならないからって、最近払っていないしさ・・・お金持ちのくせに」

R「あいつ、虚勢張っているだけで、実は貧乏かもしれないぞ。そこらじゅうで借金しているし、Jを財布にしているからな」

C「君のお兄さんが元気だった頃は、A君も自分勝手な事できなかったんだけどね・・・お兄さん、超強かったからね。3回ケンカしたけど、3回ともボコボコにされたよ。手も足も出なかった・・・」

R「・・・そうかもしれないな・・・」

C「A君、お兄さんが病気になってから急に威張り出して、お兄さんが死んだらやりたい放題じゃないか・・・僕の事いつも見下してさ・・・僕もお兄さんのように強くなりたい・・・」

R「・・・だけどな、兄貴、家の中じゃ無茶苦茶だったんだぜ」

C「えっ?どゆこと?」

R「兄貴のやり方に異議唱えたら即鉄拳制裁だよ。弟も妹も、いつ殴られるか不安でピリピリしていた。それに、近所の揉め事に呼ばれもしないのに首突っ込んで、病気悪化させちまったし・・・」

C「・・・」

R「兄貴が死んだら兄弟姉妹バラバラになっちまうし、姉貴は兄貴が死んで良かったって言っている程だ」

C「・・・」

R「お前も兄弟多いだろ?強くなるだけじゃダメだ。お互い尊重し合わないと、俺達みたいになっちまうぜ」

C「そうだったのか・・・君の忠告、忘れないよ。ありがとう」


用語解説

=====

野球チーム=国際連合

借金=米国債の発行 ちなみに中国は1兆1157億ドルの米国債を保有している

Jを財布=アメリカ専用ATMとも

3回のケンカ=中ソ国境紛争

病気=経済停滞

鉄拳制裁=逮捕とシベリア送り

近所の揉め事に首を突っ込む=アフガニスタン介入

姉貴=ウクライナ キエフ大公国がロシア諸国家の祖だからロシアにとっては姉


ウクライナは男でもよかったのだが、西側の悪い男にたぶらかされたという設定も捨てがたいので女性にした。

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