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引きこもりは禍鎧を着込んで  作者: ウツウツ
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ナルの秘め事

あのひ、ナルはソイツにあった。


ナルはこじ。


ちちおやとははおやがいないこどものことだ。


シスターがおしえてくれた。


ちちおやはナルがうまれるまえにマモノにたべられたそうだ。


だからナルはちちおやをしらない。


ははおやはナルをうんですぐにおうとにはたらきにいったそうだ。


ときどき、ははおやからてがみがくる。

おうとでのできごと、おうとのおみせ、おうとのけしき、そして。

そして、おうさまとおきさきさま。


ははおやはおうさまとおきさきさまのこどものめんどうをみているみたい。

シスターといっしよだ。


ははおやはゆうしゃにもあったらしい。


ゆうしゃはナルとおなじくらいでまおうをたおしたんだって。


こじいんのおとこでもマモノはたおせないのにすごい!


へんじのてがみをかえしたいけどナルにはおかねがないからだせない。


はたらけるようになったらへんじをかく。


さいしょに、ソイツにあったときはこわかった。


みんなにげたからナルひとりだけにわにのこった。


ソイツはすごくおおきかった。

おおきくて、トゲトゲしてて、ほかのひととはちがうんだっておもった。

シスターがはなしてたまおうだとおもった。


ソイツのこえはナルとおなじくらいだった。


ソイツがナルをもちあげてかたにのせた。

いままでみていたけしきがまったくちがうものにみえた。


ソイツはぼうけんしゃでシスターのおねがいをききにきたみたいだった。


ソイツはホローとクッキーとふたつのなまえをナルにおしえた。

なんでなまえがふたつあるのかききたかったけどソイツのかたにのってるとどうでもよくなった。


まわりのけしきにナルはむちゅうだった。

ソイツはおとなよりもおおきかった。

ナルのみるけしきはおとなよりもたかいところだ。

ナルはすごくおもしろかった。

そして、ふしぎなきもちになった。


シスターのおねがいは、こじいんでたいせつなものをなくしたからさがしてくれ、だった。


うん、そのまえのひにみんなでさがしたからよくおぼえてる。

けっきょくはみつからなかった。


ソイツにはさがせるのかとナルはおもった。

ソイツはおおきいからせまいところをさがせない。

だからナルはソイツをてつだうことにした。


ナルはこじいんでちいさいからおしえられるばっか。

でもソイツにはおしえられる。

ナルはとてもうれしくなった。


ソイツはうえのほうをきにしていた。

ナルはソイツをかいだんにあんないした。


ソイツのあたまをしっかりもってみたこじいんのけしきはまたちがった。


てんじょうスレスレまでのけしきはたなのうえがまるみえだ。

あんなところにシスターの・・・


いちばんうえにつくとソイツはナルをかたからおろした。


そしておこったシスターよりもはやくはしった。


さがしものがあった。

ろうかのまんなかにおいてあった。


でも、こわい。

ソレがこわかった。

いつもシスターがたいせつにもっているソレがこわかった。

なんでかわからない。


ソイツはこわいソレをいきおいよくふみつけた!

するとこわいかんじがなくなった。


そのあと、シスターがおこってかいだんをかけあがってきたのもこわかった。


ソイツがかえったあとのことはよくおぼえていない。


さわがしくて、みんながこじいんのちかにいって、いつもはシスターがいってはいけないとちゅういしてるのに。


おとなのかおがこわくて、なきそうで。

ナルはガマンしたけどほかのこがないて。


なにかがあったんだとおもう。

そのなにかはナルにはわからなかった。


しらないばしょにでていろんなひとがオロオロしてて。

そのなかにソイツはいなかった。


こじいんにもどったあと、シスターからソイツのはなしをしないようにみんなにちゅういしていた。


なんでかわからない。

シスターにちょくせつきいてもこたえてくれなかった。

ただ、もうあえないとだけいわれた。


ナルはガマンした。

けど、ガマンしきれなかった。

こじいんのうらにわでこっそりないた。


すると、うらにわのはたけからおとがきこえた。

くさがうごくおとだ。


きになってみにいくと、ソイツがいた!

ナルのてにのるぐらいちいさかったけどソイツだった!


ソイツはナルにポルをわたしてきた。

ナルはうれしくなってソイツごともってポルのみをうけとった。


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