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引きこもりは禍鎧を着込んで  作者: ウツウツ
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強化訓練

鎧はクッキーに少女達がアビリティを得ている事を伝え何故か聞いた。


『ふーん、知りたいの?

それはアレが邪悪な存在だからだよ。

邪悪な存在は強くなると新しい能力を得る事があるの。

・・・こんな事を聞くなんてアレのレベルが上がったんだね。

"ホロウ"のパーティ登録したから、一応仲間として扱うけど、いつ裏切るか分からないからね!

え?

アレのアビリティの効果を知りたい?

ぜーったい、やだ!

お、し、え、な、いー!』


そんな事を聞きながら男はキーボードを叩き続ける。

しかし、操っているのは鎧ではない。


【ナインスシンボル】のクラミヤのシンボルの効果、土から作られた分身を操作し、3人の少女と戦闘訓練をしていた。


少女達は【ナインスシンボル】のドットルのシンボルの効果、魔力で作られた腕を解除して自由になっていた。

いや、閉じ込められた空間で男が操作する土くれの鎧からの猛攻を(しの)いでいた。


男は気づいたのだ。

戦闘を重ねる毎に連携の練度を高める少女達に。

男は戦闘をこなす度に少女達、NPCに搭載された人工知能、AIが学習しているのではないかと考えた。


今は、敵が湧いていた大部屋に居る。

その湧き出た敵は全て鎧が倒した。

もう敵は出ない。

打ち止め状態だ。


ダンジョン内で敵が現れない場所となったこの場所で少女達の訓練を開始したのだ。

鎧をダンジョンの入口に陣取らせ、もう1体の土くれの鎧で出口を塞がせた。

逃げ場はこの部屋に限られる。


男は自身の経験し得たゲームのテクニックを駆使して少女達を攻めた。

無駄にゲームが上手い男の操作や観察力、プレイヤースキルと呼ばれる能力が長い廃人生活で身に付けた物だった。


さらに【コマンド】で少女達に土くれの鎧を倒すように命令した。


男の攻撃は的確に少女達に問答無用で打ち込む。

逆に少女達の攻撃は男の操作する土くれの鎧には(かす)りもしない。

全てギリギリで交わされていく。


しかし、男は少女達が壊れるなど心配していない。


少女達には鎧の【ロイヤルガード】でダメージを受けない。

土くれの鎧だと【ロイヤルガード】の対象外なのか、ダメージを与えられればいつかは崩れ去る。

このダンジョンで男が初めてしったシステムだ。


少女達を壊さずに強くできる。

男はその方法を思いついて今、実践している所なのである。

男は少女達が動かなくなるまでこの戦闘訓練を続ける事を決めた。


動かなくなると敵の肉を与えて動けるまで待つ。

敵の肉はこのダンジョンで腐るほど得た。


肉が無くなるか、少女達が土くれの鎧を倒すまで、男はこの戦闘訓練を続けるつもりのようだ。


しかし、この状況を見る限り、肉が無くなるまで続きそうである。


何度も殴り倒し、蹴飛ばし、打ち上げる男の猛攻に連携も取れずに為すすべも無く倒れる少女達。


少女達も理解しているのだろう。

いくら倒されても土くれの鎧に立ち向かった。


逃げれば打ち倒した後に鎧の追撃をしてくる事を覚えたからだろう。


ダメージが無いとはいえ、攻撃を避けようとAIが学習したようだ。


男は無心に戦闘訓練を続けた。

《予告》


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