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引きこもりは禍鎧を着込んで  作者: ウツウツ
62/74

ダンジョン内での戦闘

分身と違って少女達の操作はできない。

男はダンジョンに入る前に検証して分かった事である。


(ゆえ)に男は【ナインスシンボル】のドッドルのシンボルの効果、魔力で作られた腕で繋がったまま戦闘を開始した。


【コマンド】で少女達に攻撃を避けろと命じた以外は何も行わない。

もちろん、それぞれに防具と武器も渡してある。

しかし、男は充分にレベルが上がってから戦闘に加わってもらおうと考えたのだ。


そのため、今は少女達のレベルを強制的に上げる行為、レベリングを行っている。


鎧に群がる狼や鳥の敵。

迫り来る牙や(くちばし)を無視して拳を振るう。

例え当たったとしても鎧にダメージは無く、逆に敵が突然赤黒い焔で燃え上がった。


【ナインスシンボル】のヤーのシンボルの効果、攻撃を受けると炎で反撃をするものが発動しているのだろう。


火に弱いのか、威力が高いのか。

赤黒い炎によって弾けて光の粒子となる敵が多い。


そのお陰か、鎧の周囲に居た敵はすぐに減ってしまう。

その影響か、少女達に攻撃を仕掛ける敵が多くなる。


攻撃を避けられているのはラナウィだけだ。

怯えた様子だが足は竦んでおらず、的確に逃げ道を判断する能力は健在である。


被弾が多いのはSPDがもっとも低いマーダである。

しかし、攻撃を受け倒れてもケロッとした様子で立ち上がる。


リアも何回か敵の攻撃を被弾している。

しかし、傷1つ見当たらない。


それは鎧が発動させている【ロイヤルガード】の効果である。

周囲にいる仲間へのダメージを無効化する効果を発揮しているのだ。

鎧が倒れない限り発動し続けるアビリティなのだから、鎧をどうにかしなければ少女達にはダメージを与えられない。


そうこうしている内に部屋に居た敵は全て倒された。


疲れたかのように座り込む少女達。

NPC(・・・)である少女達は戦闘終了後には休憩が必要だという事はこれまでのダンジョン内での戦闘で男が分かった事である。


その際には敵が落とした肉を与える。

気休め程度ではあるが休憩時間が短くなる気がするのだ。


肉は食べさせる量と得られる量は得られる量が多い。


戦闘で倒した敵の数だけ肉を得られるため、少女達が食べる量よりも多くの敵が集団で現れる現状では肉が増える一方なのである。


そう、多いのだ。

一度に5、60が固まって襲いかかってくるため、土くれの鎧は数の暴力に負けてそうそうに崩れ去った。


しかも、狭い通路から大部屋の中心まで移動しなければ現れないため、敵を先に倒して減らす事が出来なかった。


最初は奮闘してくれていた土くれの鎧は敵に連携され、手足が削られた所でとどめを刺された。

ヒットアンドウェーの戦法である。


鎧にはその戦法は通用しなかったが。


爪や牙で関節部分を狙われたが鎧の硬さに弾かれてしまっていた。

そのスキに鎧が拳や蹴りを叩き込むため悪質である。


少女達のレベルも18まで上がっていた。

パーティ登録の経験値を1:9の比率に設定し、【ネストオーラ】で成長を促した結果である。

そのステータスはこうだ。


ーーーーー

NAME:マーダ

RACE:魔人《昆虫》

SEX:♀

AGE:0


Lv:18

AP:18

HP:35

ATK:20(+15)

DFS:83(+60)

SPD:11(+10)

DEX:4


EQUIP


無名の短剣[ATK:15]

無名の盾[DFS:15]

無名の鎧[DFS:30]

無名の肌着[DFS:10]

無名の靴[DFS:5][SPD:10]


ーーーーー


ーーーーー

NAME:ラナウィ

RACE:魔人《昆虫》

SEX:♀

AGE:0


Lv:18

AP:18

HP:5

ATK:22(+15)

DFS:31(+30)

SPD:58(+10)

DEX:7


EQUIP


無名の短剣[ATK:15]

無名の服[DFS:15]

無名の肌着[DFS:10]

無名の靴[DFS:5][SPD:10]


ーーーーー


ーーーーー

NAME:リア

RACE:魔人《昆虫》

SEX:♀

AGE:0


Lv:18

AP:18

HP:20

ATK:27(+15)

DFS:42(+30)

SPD:22(+10)

DEX:12


EQUIP


無名の短剣[ATK:15]

無名の服[DFS:15]

無名の肌着[DFS:10]

無名の靴[DFS:5][SPD:10]


ーーーーー


アビリティもいくつか覚えていた。

共通して覚えているのは4つだ。


【メイズコントローラー】

【アンチフィア】

【ミートイート】

【フライ】


他にも3人とも別々にアビリティを覚えていた。


マーダだけが覚えたアビリティは4つ。


【ガード】

【パリィ】

【クッション】

【カウンター】


ラナウィだけが覚えたアビリティは3つ。


【ノーリスク】

【ステップ】

【ハイド】


リアだけが覚えたアビリティは1つ。


【オーダー】


鎧はレベルがいくら上がってもアビリティを得ない。

しかし、少女達はいくつかのアビリティを得ていた。


男は疑問に思い、キーボードを叩き始めた。

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