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引きこもりは禍鎧を着込んで  作者: ウツウツ
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ちみちみと裁縫

鎧は森に隣接した草原に座り込み何かをしていた。

その背中には人ならざる少女達が大人しく、くっついていた。

いや、よく見ると3人とも気絶しているのか背中合わせに鎧とくっついているが手足はダランと伸びている。


鎧が3人、マーダ、ナラウィ、リアと名付けた瞬間に大きく痙攣(けいれん)し、そのまま気絶してしまったのだ。


鎧は周囲に毛皮やら牙やら今まで倒した敵が落とした物を使って何かを作っていた。


男が鎧を細かく現実のように動かせる事ができると知って、他のパソコンで情報を集めつつ鎧に作らせていく。


それは初めてであり、新たな仲間となったマーダ、ナラウィ、リアの装備を作っているらしい。


画面を鎧の手元にズームアップさせてひたすら裁縫の真似事をしている。


敵が来ても鎧が土から作った2体の分身が潰してくれる。

さらに、鎧自身が【ロイヤルガード】を発動させているため鎧をどうにかしない限り周囲の安全は確保できているも同然である。


『"ホロウ"って、器用だねー。

もうこんなに作れてるよ!

他には何を作るの?』


既に少女に合わせたサイズの鎧や靴がいくつかできている。

それはそれは見事に。

市場に流れていてもおかしくない出来である。

しかも、その材料は市場では滅多に上位種の素材をふんだんに使われたものである。

下手な品物よりも質が高い物ができつつある。


しかし、その形状は少し変わっている。

鎧や服には頭を通す以外に腕の下と背中に穴が空いていた。


それは少女達の背中に生えた羽やもう1対の腕を考えてだろう。


器用な鎧、いや、男である。

さすが数多くのゲームをクリアしてきた男である。

製作ゲームやサバイバルゲームの経験を遺憾なく発揮している。

廃ゲーマーの誇りである。


しかし、その男が操作する鎧の背には全裸の少女が気絶してくっついている。

その周囲には2体の土くれの鎧が徘徊しているのだ。


どうしようもなく、どうしようもなく怪しい香りがする状況である。

幸いにも町に近くないせいか人は見当たらないが。


《予告》


ティーチ

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