群勢の巣穴
森と町の中央。
そこには人が入れそうな大穴が開いていた。
その大穴に鎧達は着いた。
「皆、『群勢の巣穴』に着きました。
『銀翼』はここで漏れ出た魔物から不死徒とシスターレニーの護衛をお願いします。
不死徒が居るので倒した魔物も復活してしまいますのでお気を付け下さい」
「はい、分かりました。
我らは不死徒とシスターレニーを空で護衛致しましょう!
なに、この程度の重荷であれば7日は持ちましょう!」
翼の集団の代表がホールメンギルド長に啖呵を切った。
そして、シスターレニーと共に不死徒を檻から出し、背に乗せ空に飛び立った。
「イヒヒ!!
我らにシヲ!」
「高、高いですー!」
不死徒の奇声とシスターレニーの驚きの叫び声と共に舞い上がって行った。
「ねぇ!
最初はバンちゃんがアビリティを使えばいいの?
まだ?」
バンバリオンがホールメンギルド長に催促するように尋ねた。
どうやら、一刻も早くアビリティを発動させたいらしい。
「バンバリオンはアビリティを発動後、
不死徒の檻を引いた馬で町に戻って下さい。
不死徒が居る為、すぐに魔物が復活するでしょう。
その間に私達は通路へと走り通ります
では、バンバリオンはダンジョンに突入後にアビリティを発動して下さい。
入れ替わりに私達がダンジョンに突入致します!」
「はーい!」
そう言ってバンバリオンは『群勢の巣穴』へ飛び込んだ。
『えっと、彼女は大丈夫なの?』
クッキーがホールメンギルド長に心配そうに尋ねた。
彼女を単独でダンジョンに突っ込ませるのは心配なのだろう。
鎧には突っ込ませたが。
「はい、彼女は広範囲、高威力を瞬時に発動できるアビリティをお持ちです。
ダンジョン内で発動されたアビリティは外には影響を及ぼしません。
ですから、ダンジョン攻略時には重宝される人材なのです。
今回はある魔物が発見された為、不死徒を連れて来ました。
それは・・・」
「終わったよー!
バンちゃん戻りまーす!」
「!!
では、突入します!
今回は多数の上位種が居ます!
中には即死攻撃を繰り出す魔物も居ます!
では、ダンジョンを攻略しましょう!」
『群勢の巣穴』から飛び出したバンバリオン。
そして伝えるべき事を伝えたと言わんばかりに馬に乗り、町の方に駆けた。
ホールメンギルド長を先頭に冒険者達は『群勢の巣穴』に飛び込んで行った。
『さぁ、"ホロウ"行こう!』
男もクッキーの言葉に従い、鎧を操作して『群勢の巣穴』へと飛び込ませた。
そこは広く天井の高い大部屋だった。
そして部屋には三つの光の玉が浮かび、部屋を照らしていた。
「各時、【ライト】を絶やさないように行動して下さい。
では、最奥部を目指します!」
それぞれが大部屋から繋がる通路へと走って行った。
鎧も中央の通路へと走って行った。
《予告》
エンカウント




