素材の査定額
鎧は無事に町に入りギルドを目指した。
ホールメンギルド長の言伝通りに昨日、査定を頼んだ物の金額を受け取りに来たようだ。
「よぉ、来たかぁホロウ。
金を受け取りに来たんだろ?
裏の倉庫でちぃっと待ってくれ」
『はーい!』
鎧がギルドの目の前に来るとガンデスがギルドから出てきた。
そして前にも行った倉庫で待っていてほしいと鎧に頼みギルドへと入って行った。
どうやら、査定金額を取りギルドに戻ったようだ。
男は鎧を操作して裏の倉庫を目指した。
裏の倉庫では、麻袋を積んで倉庫から出ていく馬車が沢山あった。
積み込まれた麻袋には今にもはち切れんばかりの何かが入っているようだった。
「おぉ、来たかぁ。
今、査定が終わった物を卸してるところだ。
今回の査定額は凄ぇぞぉ!
1862パル5113ドンだ。
内訳を聞きてぇか?」
『え、それだけ?』
クッキーが問い直したのは当然だろう。
なんせ、鎧はミッションやクエスト報酬で査定額よりも多く持っているからだ。
しかし、ガンデスはクッキーの問いの内容をそれほど多く貰えるのか、と勘違いしたようだ。
「あぁ。
素材の状態も良いし、なによりも量が量だからな。
俺もギルドで働いて初めて素材だけでパルで支払ったぞぉ」
そして硬貨が入っていると思わしき袋を鎧へと手渡した。
男は鎧を操作して【ポケット】に袋を仕舞った。
目の前で消えた袋にガンデスは驚かなかった。
何も無い所から魔石や素材を出した鎧である。
物を消しても不思議ではないと思っているのだろう。
巌のような見た目とは裏腹に柔軟な漢である。
『えっと・・・』
「おいおい、なんか不満そうだなぁ。
俺がギルドで働いているから分かるが素材だけの査定額では桁違いなんだぞぉ。
魔石の欠片があればもっとするさぁ。
おめぇは魔石が綺麗に取れたからもっと貰えるから楽しみにしてくれ。
それじゃなぁ」
手を振りつつガンデスはギルドへと向かっていった。
『・・・素材だけじゃ安いみたいね。
でも、お金は今のところは必要なさそうだからいっか!
え?今度はギルドのクエストを受けたい?
うん、分かった"ホロウ"!
ガンデスさん、ちょっと待って!
クエストを受けたいんです!』
「おぅ!
なら受けれるクエスト表を持ってきてやるから待っててくれ!」
ガンデスが振り返りながら答えた。
《予告》
ワーキング




