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引きこもりは禍鎧を着込んで  作者: ウツウツ
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ギルドの登録

とある建物に鎧が近付いていく。

淡々と、着々と進む鎧。

そして建物の目の前まで来た鎧はその建物に入ろうと・・・


「ちょぉっと、待ったぁぁぁっ!」


する前に建物から赤毛の少年が飛び出し、鎧を呼び止めた。

鎧は少年の声に反応したようで、建物に入ろうとする動きを止めた。


『はい?

誰なの?』


(いか)つい鎧からはその姿から想像も付かないような幼い女の子の声が響いた。


「あん?

俺はロムだ!

それよりも、お前。

デカ過ぎてギルドに入れないだろ!」


『あたしはクッキーよ。

・・・確かに"ホロウ"が入るにはちょっと小さいね』


「おぉい。

どうしたぁ、ロムよぉ〜。

急に飛び出してよぉ〜。

うぉっ!?」


すると建物から鎧よりは小さいが片目に傷跡がある(いわお)のような男が出てきた。

(いわお)のような男はギルドと呼ばれた建物の前に立っていた鎧に気が付いて低い声で驚いていた。


「ほら、この前、森で見た鎧だ!

な、本当に居ただろ!」


鎧の説明のつもりかロムと呼ばれた赤毛の少年が(いわお)のような男に伝えた。


「あぁ。

ギルド長に話してたアレかぁ。」


(いわお)のような男もそれで納得したのかアゴを()でながら鎧を見上げる。


『へ?

ギルド長?

話したって何を?』


クッキーは話が追いついていないのか右往左往するような雰囲気である。

鎧は直立不動ではあるが。


「それでよぉ〜。

そこの鎧の嬢ちゃんはギルドになんの用なんだぁ?」


『えっと"ホロウ"をギルドに入りたいの!

それと、たくさんの邪悪な存在を"ホロウ"が倒したからそれの査定(さてい)をしてほしいな!』


「あぁ、冒険者希望の奴かぁ

いいぞぉ。

手続きは俺がするからなぁ。

それと査定の方は、そうだなぁ。

ギルドには入れそうにねぇから、裏の倉庫に案内してやるよぉ〜。

俺について来なぁ」


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