夏音
もう、夏が始まった。
みなさんは、夏と聞くと何を思い浮かべるだろうか。
そうだな、できればカブトムシや海水浴のような具体的でない、抽象的な物がいい。
何か思い浮かぶだろうか。
私なら、音だと答えよう。
夏は、音がたくさんだ。たとえば風鈴や蝉、花火などだ。
しかし、現在はどうだろうか。
風鈴を飾るところは、ほとんどなくなった。
都会なら、うるさいと思うほどの蝉も鳴かないかもしれない。
花火に至っては、音の無いものが出ているし、近所迷惑などでだんだんとやることも減ってきている。
このままでは、私の思う夏ではない。
いやでも、少しは残っているようだ。
大きな行事の花火は音が出る。
先ほどは挙げなかったが、扇風機の「あ~」とやるのも音だろう。
それでも、減っているものは減っている。
どうにかこれ以上は、進まないでほしい。