観察者の世界観察
マワルマワル 止まることなく
世界は順調に時を行く
０と１ その狭間に
囚われし者は観察者
過去と未来の間には
永久なる現在が続いて行く
白黒つかない世界の中で
ヒトは何を目指して生きる？
ただ観るだけの世界には
命がたくさん溢れていた
嘆き恨んで 喜び笑え
世界はマワル ただマワル
ヒトの意思に関係なく
ただ舞台だけは終わらぬ様に
希望と絶望の間には
ただ貫く思いが残った
光闇横たわる世界の中で
ヒトは何を思い生きて行く？
干渉し得ぬ世界には
可能性が溢れていた
思考し語りて創造せよ
世界はマワル 仰せのまま
よくよく観れば分かること
創っていたのはヒトだった
舞台が終わらぬは願い故
世界がマワルは舞台故
観察者がその全てを観続けるは
其が 定めなればこそーー
マワルマワル 止まることなく
世界は順調に時を行く
０と１ その狭間に
囚われし者は観察者
――ただ観続けよう 世界の様を
泣くも笑うも関与せず
生きるも死ぬも関与せず
ただ在りしままに そのままを――
