必要なものの大切さ
それから
付き合い出して
いろんな事があった。
けれども
忘れることはなかった。
陽平
あなたはどんな気持ち?
あたしの気持ちはあなたに向いていないんだよ?
どんな気持ちなの?
ねぇ、
あたしは甘えていいのですか?
あなたは幸せですか?
陽平と居ても
思い出してなく日々が続いた
やえ「うぅ・・」
陽平「平気か?」
そのたび
あなたは抱きしめてくれた。
精一杯の愛で
あたしは
あなたの気持ちを遊んでる気がした。
やっぱり・・あたしは・・・
そんな頃
元彼から連絡が来た
正直嬉しかった
彼氏「いきなり振ってごめん」
やえ「うん・・」
彼氏「会えないか?」
一瞬
陽平の顔が浮かんだ
だけど・・・
やえ「いいよ」
“じゃぁ、一週間後1時に俺ン家来て”
〜♪
陽平「ハイハーイ」
やえ「あ、陽平?あたし・・」
陽平「どした?」
いつだって優しい陽平の声
胸がズキズキする・・
やえ「一週間後・・元彼に会う」
陽平「・・え」
一瞬陽平の声が曇った
やえ「電話きたんだ」
陽平「行くの?」
やえ「うん」
陽平「わかった。じゃぁ」
え?
プープー・・・
=陽平side=
元彼と会う
うそだろ?
いまさら・・
なんで?
彼氏になれればいい
から
おれのものにしたい気持ちが増えた
涙が止まらなくなった
=やえside=
陽平・・
あなたは今泣いてる?
あなたの気持ちを遊んでるよね。
やっぱり
陽平と別れよう
〜♪
陽平「はい」
胸がズキンとした
分かるよ
泣いてたんだね
我慢してるんでしょ?
やえ「別れよう」
陽平「やえ、行っちゃうの?」
やえ「うん」
陽平「やだよ。俺の彼女だろ?」
やえ「ごめん・・やっぱり・・好きなの
陽平の気持ちに甘えてた・・」
陽平「やだ」
やえ「ごめん!!今までありがとう」
なぜそんな風にしてしまったのか・・
気持ちに甘えてばかりに・・
ピンポーン
なぜか嬉しかった
ガチャ
覗いた顔は
あたしが待った
愛しい人
愛し続けた
愛しい人・・・
「入れよ」
やえ「うん」
高鳴る鼓動のはず
だけど・・・・
胸はドキドキしないよ・・
ようへいの顔で
ズキンズキンするよ・・・
なんで?
その時だった
ドサッ
やえ「んッ!!」
気持ちとは逆に
侵入をするこばみたいもの
逆に
悪夢
やえ「んッはぁ・・・何・・するの?」
「最近、女できなくて。お前が待ってるって聞いたから」
やえ「こんな・・ために?」
「好きならいいだろ?」
恐怖がこみ上げてきた
やえ「ようッへいっ・・」
調子がいいものだ。
ペコペコ陽平にひどいことした
自分にいい罰だ
やえ「いやぁ!!」
「だまれよ・・」
怖かった
されるがままに
時は経った。。
やえ「やぁー・・・ぅッ」
「帰れよ」
やえ「ひっく・・うぅ・・」
バタン
もうボロボロだった。
身も心も・・
だけど
陽平がした思いは
全然こんなんじゃない・・
なのに・・
なのに・・・
こんなときに
浮かぶ顔が陽平なのは・・
陽平の事ばかりでるのは・・
なぜ?
陽平・・・
陽平・・・
今になって気づいたよ・・
あたし・・
陽平が好きだよ。
バカだね
遅すぎたね
あたしにはピッタリの罰だよ・・
陽平・・
ごめんね
ひどいことしてごめんね。
もうこの気持ちは遅いかな・・・
あたしは
幸せになれなかった
あたしを愛してくれた人を
幸せに出来なかった
あたしは最低だ・・
=陽平side=
今日は・・・
またやりなおしたのかな?
俺は
やえの気持ちに付け込んで
気持ちを爆発させただけぢゃねぇか・・
いたたまれなくなって
コンビニへ行った
公園で見つけた女の子
まただ・・
あの日みたい・・・
やえに見えるよ・・
“ようへい・・”
やえ。。
??やえ!!
陽平「やえ?」
=やえside=
陽平「やえ?」
夢かと思った
また会えるんぢゃないかなって
思って・・
わずかな希望に・・・
やえ「なんでいるの?」
声が震えた
陽平「お前・・なんでそんな格好?
今日は・・・」
ビックリするよね・・
やえ「へへ・・遊ばれちゃった」
陽平「え?」
ざまーみろとか思ってるんでしょ・・
最低だよね・・・
ぎゅぅ
え?
やえ「よう・・へい?」
陽平「だから・・言ったのに・・」
やえ「なんで?」
陽平「なんで?って?」
やえ「あたしは陽平にヒドイ事したんだよ?」
陽平「うん」
やえ「散々甘えて」
陽平「うん、知ってる」
やえ「なのに・・・」
ちゅ
陽平「好きだからに決まってるでしょ?」
まっすぐ見つめられた。。
やえ「好き?」
陽平「うん。どんなに辛いコトでもやえなら。。
許せるよ・・」
あたしって
ずるいな・・
今言ったら
ズルすぎるかな・・
遅すぎた気持ち
いまさらだけど・・・・
いっぱい辛い思いさせてごめんね
いっぱい甘えた気持ちで付き合ってごめんね。
いっぱいいっぱい謝りたいよ・・・
本当は見捨てられて当然なのに・・・
こんなに思われてるのは・・
神様。。
あなたはいじわるです。
あたしは最低なのに・・
でも
陽平
あなたの気持ちにこたえるよ
今度は
甘えじゃない
本当だよ・・
あたしは陽平に抱きついた。。
そして言ったんだ。
本当はもっと早く伝えるべき言葉
気づくべき言葉・・・
「好きです。付き合ってください・・」