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メモリー

作者: Zero

大変な社会人生活を送る『イロハ』が、少し前向きになる話。


※本作内の名前等は、本作内のみのものとします。

※初心者の思い付きの作品のため、拙い部分があることなどはご了承ください。

僕はイロハ。社会人になって早数年。

繁忙期なこともあり、ここ最近は残業続きでぐったりだ。

精神的にも参ってきてしまっていた。


そんなある日の帰り、扉の閉まりかけた電車に急いで飛び乗った。

少しするとイロハは、強い睡魔に負けて眠りについてしまった。


しばらくして目を覚ますと、車窓からの景色はあかるかった。

イロハは『寝ちゃってたんだ。今どこの駅だろう?』

そう思い外を確認したが、どうやら様子がおかしい。

車窓に映る景色は動いている。つまり、今乗っている電車は動き続けているのだ。


しばらくすると、なにやら声が聞こえてきた。

何を話しているのかはよくわからないが、遠くになにやらひときわ明るい場所があることに気が付いた。


だんだんそこに近づくにつれ、様子が分かってきた。

僕の昔の記憶だ。

ひときわ明るい空間はいくつか存在し、それぞれにいろいろな昔の記憶が詰まっていた。


友人と休み時間にはしゃいだり、話をした記憶。

休みの日に近場や遠場に遊びに行った記憶。

テーマランドやカラオケ、プリクラを取りに行ったり。

楽しい記憶の空間が沢山あった。


しばらく数々の楽しかった記憶の空間を見ていると、いつしか眠たくなり記憶が遠のき始めた。


次に目が覚めると、ちょうどイロハが降りる駅にもうすぐ着くというアナウンスが流れていた。

そこでイロハは、先ほど車窓から見ていた楽しい記憶は夢の中の世界のことだったのだと気が付いた。

それと同時に過去の楽しかったことを思い出し、気持ちが少し前向きになっていることにも気が付いた。


大変なことだらけでやめたくなったり、嫌になることも多いが、あともう少しだけ頑張ってみようと思えた。

皆が前向きになるわけでもないし、楽しい記憶ばかりなわけでもない。

でも少しでも前向きになれたり気力になるのならば

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