表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/15

09 乱舞


「シジミ、アリシエラさんから荷物だよ」


「ありがとうございますモノカ、では早速」


 ありゃま、箱も開けずに持ってっちゃったよ。


「楽しみだねっ、お母さん」


 私は楽しみとやな予感が半々ですよって、もう来たよシジミ。



 はあ?



「お待たせしましたモノカ、マクラお姉ちゃん」


「シジミちゃん、おっきいっ!」



 いや、確かに前々から胸部追加装甲が欲しいって言ってたけどさ、


 なんすかソレッ、盛りすぎにも程があるだろって、それになんで上だけビキニ?



「アリシエラ様に発注しておりました追加装備がようやく到着アンド装着ですの」


「ソードマスターヴァニシア様の『大剣乱舞』を再現するのに必須な胸部バランサー、いかがでしょうか」



 なるほど、ビキニの柄になんか見覚えがあると思ったらヴァニシアさんのなのね。


 んでもシジミの体格にあのデッカいカタマリがふたつも付くと、なんか変。



「モノカの熱視線が痛い、ですの」



 あー、とりあえず演舞でも見せてもらおうかな。



 スカートから大剣を取り出したシジミ。


「参りますっ」



 うっひょーっ、すっげぇ。


 あの時の大暴れしたヴァニシアさんまんまの乱舞だ。


 そして私とノルシェと兵士の皆さんの目を釘付けにしたアレッ。



 ぶるんぶるんですわ。



「シジミちゃん、かっこいいっ」


 マクラも大興奮ですよっ。



 って、いかんっ、私の武芸者としての直感がこのままではアブないと叫んでいるっ。



「きゃっ、なぁにお母さんっ」


 まずはマクラのお目目をふさいでっと、


「シジミッ、緊急停止だ!」


「了解、モノカ」



 緊急停止したシジミ、ふたつの大きなカタマリは慣性の法則のままに激しく揺れて、



 ぷつり


 ぶるるんっ



 あーやっぱり、追加装甲はともかく、ビキニはあのアクションには耐えられなかったよ。



「いやーん、モノカのえっち」


 いや、えっちなのは先っちょまで完全再現したアリシエラさんの方でしょ。



 お胸を隠してぱたぱた走って行くシジミ。



 落ちているビキニを頭に乗せたマクラを、叱るべきかどうか……



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ