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第0話 ずっと前の事

人生がつまらない。

生きる理由が見つからない。

そんな思いがいつからか胸にあって、それに気づいたのは高校1年になった時だった。


それ以来授業中いつも考えてしまう。

この中学から高校にかけて、勉強以外の余った時間で俺はどれだけ時間を無駄にしてるんだろう...


寝て食って学校から帰ってきて、食って風呂入って寝る。

そんなインプットされた面白みのない日々に嫌気がさし始めていた。


周りには才能があって夢を掲げ必至に毎日を頑張っている人がいたり、大学とかそういうのを目指している人がいるなかで...自分はただ漠然と毎日を生きていて、それを生きていると言っていいのか自分でも分からなくて...だからってやりたいことなんて無かった。

友達の仲のいいグループ、皆で夢を話した時、俺だけは作り笑いを浮かべて嘘を吐く。

それを皆が「頑張れ!」「応援してるからね」なんて言われた俺は実に憐れだった。


そうやって時間を無駄にし続けて計3年と2ヶ月。


何かしないと、なんて漠然と焦って...

結局今日も俺は学校で自分に嫌悪感と無力感を抱きながら過ごしていたーその日俺は生きる理由が出来ることになる。


「今日はなんと、私達の学校に転校生が来てくれました!しかも、なんとなんと〜男子発見の美少女ですよ!」


クラスの男子、女子も騒ぎ立つ。

その中俺は冷ややかな目で、入ってきた少女を見ていた。

銀髪を揺らしながら入ってくる少女はすごく綺麗で一瞬目を奪われた。

まさか...


「どうも、椿陽奈です!これからよろしくお願いしますね!」


優しくほほ笑む少女。

まさかこの少女との出会いが自分の価値観を、考え方を一転させてくれるだなんて.....この時は知るよしもなかったんだ...


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