奇妙な人々~空虚の存在、私の記憶と真実~
まだ一章のみですが、ここから色んなジャンルの要素を詰め込んで
どんどん滅茶苦茶になっていくので
その滅茶苦茶具合を楽しんでいただけたら幸いです。
ハーデンベルギアの奇跡
作者:牛頭
第一章 喪失
ハーデンベルギア。それは都内に佇む古びたホテルの名として
私の記憶に刻まれている。
いまとなってはそのホテルが存在したかなんて私にはどうでもいい、、、、
ただ、そこで出会った人々との記憶が時とともに失われていくのが恐かったのだ。
そこで私は当時を記憶を掘り起こし、それを一冊の本にしようと考えた
書き出しはこのような感じ
まるで旧世界の象徴のように大都会に忘れ去られた古びたホテル
ハーデンベルギア。
当時、成人を迎え調子に乗っていた私は世界の中心がまるで自分自身かのような
態度であった。
恋人はおらず家族とも疎遠であったが、大勢の友達が皆、私を慕ってくれていた上
まるで家族のような存在としてお互いを認識していた。
だが、そんな関係が長続きしないことは百も承知であった。
大学卒業を皮切りに、一人、また一人とお互いの関係は離れていった
これは必然であることを私は信じられなかった。
というよりも信じたくなかった。突然、自分の目の前から大事なものが消えていく
その事実が私の心から希望や夢を奪っていった。
私は悲しみというより喪失感というベールに包まれていた。
心が壊れていくのがわかった。だが、不思議と嫌ではなかった、、、、、
生物が極限環境における適応能力を発揮するかの如く私は適応したのだ!
集団の中の一人という存在から、個としての自分の存在を手にいれ
誰にも縛られない本当のLiberty《自由》を手にしたのだと。
というのは口実で、ただ単に人肌が恋しいや友達が欲しいだけで
それっぽい言葉を並べ内容がまったく無いところは
以前と一切変わっていなかった。
自分でここまで書いていて嫌になった。
私はなにを書いているんだ?
いつから小学校の図書室にあるような
偉人の自伝を書いていたんだと我に返った。
これじゃあ大事な部分が疎かになってしまう、、、、
次の章から本格的にホテルのこと
ホテルで出会った人々との記憶を書いていこう。
第2章へ続く・・・
第二章から本編にきちんと入りますので、ご期待ください。