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第7話 おっさん反論する ※改訂済

前話のあらすじ:通貨について確認した

 「おいおい、俺が稼ぐことが出来ない体だという事は、セインお前もよく知っているだろう?

 それに娘達に学園代高くないか?」


 と、このクソイケメンに説得をする。

 

 セインは金髪で顔が整ったクソイケメン野郎だ。

 当時、仲良くしていたメンバーで一番仲が良かった。


 勿論、こいつも今の歳は15歳で俺と同い年だ。

 若くて権力あってイケメンで強いとか、学園でモテモテだろうなぁ……。

 俺なんてこの世界に来てから彼女が出来たこともない。

 釈明すると前世では彼女がいたことはあったが、気が付いたら別れていた。


 悲しい現実だ……。


 ついで、俺は薄緑の髪の普通の顔をしているぞ!

 

 くっそーー!

 イケメンに生まれたかった!!


 「レン、お前はなにか勘違いをしている」


 「実は俺がブサイクだって?

 はん! 知っとるわ!! イジメて楽しいか!?」


 この野郎!

 自分がイケメンだからってイジメてきてやがる!!


 「違う。そんなどうでもいい話じゃない。

 俺だって流石に450000ルト払えって言うだけじゃないさ。

 働き先を斡旋しよう。

 それに格安で泊めてもらえる賃貸も紹介してもらおうじゃないか。

 これなら、お前も働く気になるだろう。


 それに、学園代は本来そんなに高くないぞ。

 だが、その場合は見元の申請が必要だ。

 お前の場合、身元を証明したければ、実家にお願いをするしかないだろうな。

 どうせ、お前が使えば水晶に実家のことが表示されてしまうのだから」


 「それって、実際強制レベルで選択肢がないじゃん。

 わかった。

 一先ずはそれでお願いするよ。

 ただ本当に今の俺は見た目がオッサンだし、戦うことは出来ないって本当に理解しておいてくれよ?

 魔法だって、今じゃ初級魔法レベルしか使えないし、剣も槍だって、まともに振れないんだから」


 魔法にはレベルがある。

 初級魔法  技能レベル 1〜20

 小級魔法       21〜40

 中級魔法       41〜60

 上級魔法       61〜80

 最上級魔法      80〜99

 神級魔法       不明


 といった具合に魔法があり、生活魔法は初級魔法が多い。

 攻撃魔法は小級魔法から多くなり、中級以上は使える人が限られてくる。

 最上級魔法は世界でも数人しか使えないと言われている。

 神級魔法は区分として存在しているだけで、超大人数で魔法を発動出来たら行使できると言われてるレベルだ。


 一般人では、小級魔法が使えれば十分過ぎるし、中級魔法が使えれば冒険者としてそこそこ活躍できる。

 魔物によっては魔法を使ってくるし、強くなればなるほど、最上級を使ってくる。

 フェンリルやベヒーモスといった、神殺しといわれる魔物になると、神級を使ってくる魔物もいる。


 俺?行使出来るのは、初級魔法ですけど?


 洗濯だけ得意だよ??

 あとは身を守るための魔法障壁なども使うことが出来る。

 

 技能レベルについては、今後ステータスについて話すタイミングでまとめてしたいと思う。


 「大丈夫だ。

 働く場所はギルドの職員だから問題ない。

 もちろん、暴れる冒険者とかは取り押さえる必要があるが問題ないだろう?

 働き先の街は、キールの街だ。

 なんでも、少し腕が立つ職員が欲しいらしくてな。

 俺の知る限りでは、いくら呪いがあろうともお前以上に強いやつを俺は知らない。


 向こうのギルドに向かえば、詳細は説明して貰えると思う。

 給料から娘達の学費と食費を天引きしておくから、残りは自由に使っていいぞ。

 足りなければ、休日に簡単な依頼を受けてもいいしな。


 とりあえず、昔のギルドカードは使うと問題があるだろうから、こちらのカードを使え」


 渡されたカードは、Bランクのギルドカードだった。

 名前はレン・セバッターとなっていた。


 「そう言うことか。

 とりあえず、セインの言っている通りキールの街で冒険者をすることにするよ。

 ついでに確認だけど、ギルド職員って給料高いの?」


 「ああ。巷では高級取りとして認識されているはずだ」


 「わかった」


 「どこで働くかはお前次第だけどな。

 別に他の仕事を自分で見つけてもいいし、学園に素性を話して学費を抑えてもらってもいい。


 俺は学園に通いながら業務してるし、他の奴らもそんな感じだから特になにかあるわけでもない。

 本来なら、素性を話して学園に通え、ってうちの父親や国王の考えらしいけど、お前の考えていることを尊重するってさ。


 ともかく、俺はお前が腐ってるのはみたくないからいい機会だよ。

 キールのギルドにも伝わっているから、この書状を見せれば、向こうのギルドですぐに対応してもらえるだろう。

出発は明日にはするのだぞ。


 一泊分は、王都の家族向け宿屋をとっているから、そこで家族で話し合ってからいくといい。


 じゃ、あとは娘に説教行ってこい。

 娘達はその宿屋にいるはずだ」


 「うぐ……。

 未だに、説教はするのもされるのも苦手なんだよな。

 だって、うちの娘達が泣いているところなんかみたくないしさ。

 村では近所のおばさん方に、甘い甘いって言われているけどさ。

 でも、ちゃんと怒っている時もあるから平気だと思うのだけどね。


 あと、俺は腐ってない!

 引きこもっているだけ!」


 と、言い残して俺は部屋を出た。僧侶には、セインから伝えておいてもらおう。

 会うと大変だろうし…。

 さて、じゃあセインが宿屋に三人共集めてくれたって言うから、ちゃんと話を聞いてみるかな…。


 結構不安ではある。

 お父さん大嫌いとか言われたらどうしよう…。

 立ち直れないかもしれない。


 でも、それも俺が娘達に会いに来なかったのが原因のため、甘んじて受け入れる必要があるだろう。


読んで下さりありがとうございます。

細かいところは書き溜めている分が投降終わってから修正したいと思います。


主人公は引きこもっていた自覚はあります……


※2018/8/28 改訂

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