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第61話 おっさん辿り着く

前話のあらすじ:フエリに遭遇した

 フエリらしき人物の叫び声が聞こえた。

 どこから聞こえたのか判断をする必要がある。

 それに悪心の手下が俺たちが潜入したことに気がついて罠として仕掛けている可能性もあると思っている。


 だから、事は一大事ではあるが、慎重に運ばなければならないだろう。


「セイン、わかっているとは思うが罠の可能性もあるだろう。油断をせずに行くぞ!」


「わかっている。聞こえたのはもっと北の方面だな。あんまり奥の方に行きすぎるのは良くないと思っているが、このしょうがないだろう。それに、フエリは知り合いだから、何かあったら寝覚めが悪いからな」


 セインはいいやつなのだが、素直じゃない部分もある。

 寝覚めが悪いなんて言っているが、結構心配をしているのだろう。

 同じ7大公爵家として、幼馴染でもあるからな。


 当時は、公爵家のお嬢様という形で戦闘などもしていなかったため、俺たちと一緒に戦う事はなかった。

 しかし、戦わなくても幼馴染であることに変わりはないと思っている。


「よし、北の方面だな。いくら暗闇だとしても、だいたいどのくらい進んだのか覚えておけば、帰りに迷う事はないんじゃないか?」


「いや、奥に行けば行くほど、本棚の動きも激しくなるだ。だから、同じ道を進めるとは思わない方がいいと思っている。しかし、今は帰りのことを気にしている暇はないだろう? 一刻も早くフエリを助けて、エリクサーを手に入れる必要がある」


「ああ、師匠の話を見たところエリクサーがすぐに必要なことがわかったからな。悪心の手下をすぐにどうにかしたいところではあるが、それは優先度は低いだろうな」


「わかっているじゃないか。行くぞ!!」


 灯りを頼りに北に向かって走りだす。

 これで正しいのかなんてわからない。


 でも、フエリを助けに行かないなんて事は、俺は違くて間違っていると思う。

 俺は助けに行くべきだと心が叫んでいるんだ。


 それにもしかしたら、フエリを助けたついでにエリクサーの在りかまでわかってしまう可能性もあるからね。


 ガン!!

 ギギギ!!


 あぶな!!!


 咄嗟のことではあったが、横からの本棚の攻撃を前に飛んで避けることに成功した。

 バランスを崩しかけたいたため、利き足である右足で飛んで、ハンドスプリングのような形で地面に着地をした。


 まさか、走っている最中の道が閉じるなんて事は、正直全然想定をしていなかった。

 反射神経のおかげで助かったような物だ。


 まあ、正確には横から本棚が攻撃をしてきたわけではなく、たまたま道を塞ぐように本棚が動いただけだ。

 移動中だからと言って、気を抜いたりすると大変危険な事だと改めて認識をさせられた。


 それからは慢心する事なく、急ぎつつも警戒を怠らなかった結果、フエリさんの近くまで辿り着くことができたみたいだ。

 魔法も使わずにフエリの近くに来たということについてだが、微弱な生命エネルギーによって、対象物がどこにあるのか探す事は可能である。

 この生命エネルギーというものは、生物が生きている時に発している微弱な電波のようなものだ。


 だから、生命エネルギーを追うことによって、大体の場所をつかむ事が出来るのだ。

 しかし、もちろんこの生命エネルギーというものは生きているものしか発していない力だ。


 この生命エネルギーというものは、生物だけでなく、机や椅子など様々な物にも生命エネルギーが含まれている。


 さーて、フエリの元についた訳だが、どうやら秘密の部屋がここにもあるみたいだ。

 本棚が移動されており、スイッチらしきものも押されている状態になっている。


 もしかしたら、フエリは秘密の部屋を見つけたという事で、優秀なのかもしれない。

 俺がいない間に成長したんだな、と感慨じみているところもある。

 自分でもおっさんになって来ているのだな、と思う時がこのように時たま現れるものだ。


 さて、中に入ってみるか。

 

「セイン、行くぞ!!」


「ああ、気配はしないが悪心の手下がいるかもしれないから油断するなよ?」


「わかっている!! 武器を構えろ!!」


「「突入だ!!」」


 扉をバンっ!と勢いよく開けて、秘密の部屋に飛び込む。

 右手には大剣を持って、左手はいつでも魔法を発動する準備をしてある。


 セインも似たような状態で、右手で槍を持って、左手は魔法が使えるようしている。


「何者だ!!」


 悪心の手下なのか?

 頭に棘が生えていて、禍々しい翼を生やした男がそこには立っていた。

 

 そして、地面に伏しているフエリとその上に乗っかろうとしている人がいた。

 なんで、この世界はこのような状況が多いかな……。


 この世界は顔が整った人が多いんだから、このような事をしなくても困らないと思うのだけどな……。

 多分、フエリの上にいるのが、王都の副ギルドマスターであるダスさんなのだろう。


 本当に副ギルドマスターなのか?

 責任感なさすぎじゃないだろうか。


 だって、学生の上に乗っかろうとしているなんて、ギルドのメンバーが聞いたらフルボッコになってもおかしくないと思うのけど。


 殺すわけにもいかないので、瞬時に魔法強化をかけてダスさんの腹をぶん殴る。

 これくらいなら死なないだろう。


「ぐえ!!!!」


 会った瞬間に殴る俺も良くないと思うけど、何より元許嫁に乗っかろうとしているのは見過ごせなかった。

 セインは先ほどから悪心の手下と対峙をしていた。


 お互いに魔法を使いながら、近接戦闘に持ち込んでいる。

 槍は近接戦闘が苦手なイメージの人が結構いると思うが、実際は槍も近接戦闘は強いのだ。


 フエリはもう平気だと思うので、俺もすぐに戦いに参戦をする。

 

 当時の恨みを晴らしてやるぜ!!

 覚悟しな!!!!!

読んでくださりありがとうございます。


体調不良のため、誤字脱字が多々あるかもしれません……。

体調が治り次第、内容を修正するかもしれません。


今後とも、よろしくお願いいたします。

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