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第60話 おっさん驚愕する

前話のあらすじ:親たちの秘密基地を見つける

 さて、秘密の部屋の中を捜索してところ、ここは当時の師匠が使っていた秘密の部屋ということが判明をした。

 こんなところで師匠に繋がるとは思ってもいなかったから、不意打ちを食らった気分である。


「姉さん……」


 セインもどうやら、予想外だったみたいで止まっている。

 なんで、師匠が学園に秘密基地を持っているのか、なぜ秘密の部屋の存在を知っていたのか不思議である。


「なあ、セイン。秘密の部屋についてのメモは誰に貰ったんだ?」


 さすがに秘密の部屋についての情報を乗っているメモを誰に貰ったのか気になってしまう。

 だって、セインも驚いているということは詳しい話は聞いていなかったし、知らなかったのだろう。

 

 セインから教えてもらったところ、当時のパーティメンバーの僧侶から貰ったらしい。

 当時、師匠とは姉妹のように仲がよかったから、その時に教えて貰ったのかもしれない。


「そうだったのか……。ちょっと、中を捜索しようか? 荷物を漁るようで嫌だけど、今後のためには探した方がいい」


「俺は別に構わないのだが、もう乗り越えたのか? 探せば当時のことがたくさん出てくるぞ?」


「問題ない……と思う。それにここで立ち止まってしまってはセシリアさん達を助けることが出来ないのだろう? なら、俺達はここで立ち止まる訳にはいかないと思う。今も終戦の灰雨で苦しんでいる人がたくさんいるのだろう。だから、乗り越えないといけないんだ!」


「そうか……。なら、探そう。姉さんなら色々なことを知っていたから状況の突破方法を考えていたかもしれない」


 なぜだかはわからないが、師匠は当時から物知りだったからな。

 もしかしたら、魔力障害についても何か残している可能性がある。


 というか、ミクヴァについての事だって、俺に当時教えてくれたのだ。

 だから、エリクサーについても詳しく知っていてもおかしくないと思う。


 師匠の先見の明を信じて、セインと部屋中を探し回った。

 というよりも、先ほどの女子が色々と散らかしていったみたいで、それを片付けながら調査を続けた。


 そういえば、先ほどの女子はなぜこの秘密の部屋について知っていたのだろうか。

 セインは何か知っているだろうか?


「なあ、セイン?」


「なんだ?」


「先ほどの女子について何か知っているか? セインはこの学園に通っているなら、生徒について何か知っているかなって。俺は先ほどの女子に昼間に中庭で会っているんだ」


「ああ、先ほどの女子については知っているぞ。というか、レンも知っているはずだ。彼女はフエリ。フエリ・フィムと言って水の7大公爵家だ」


「フエリ? フエリ・フィムと言ったら、当時よく話をしていた子じゃないか」


「ああ。後は今は関係ないが、レンの昔の婚約者でもあるな」


「そういえば、そうだったな……。まあ、もう破棄されているはずだから、他の人を見つけているはずでしょ。セインはまだ交流があるでしょ?」


「いや、ほとんどない。7大公爵家同士だから、話はすることがあっても殆ど会話はない」


 そういえば、中庭で会話をした時に会話をしたのが久しぶりみたいなことを言っていた気がする。

 セインとも会話をしていないとなると、本当に人と関わっていないのかもしれない。

 でも、活発な子ではなかったが、普通に周りに人と接していたはずだ。


「なんで、そんな状況になったんだ? 確かフィム家には兄もいたはずだよな? なんでフエリが表舞台に立っているんだ?」


「いや、タイラーさんは表舞台に立っていない。今はキールの街でギルド職員になっているはずだ」


「キールの街で? タイラーさんってまさか、普段よくしてくれているタイラーさん? 確かに言われてみれば面影があるかもしれない。全然気がつかなかった」


「そうだろうな。まさか公爵家がギルド職員になっているなんて普通なら思わないだろうから気がつかなくてもしょうがない。考えてみれば、ちょうど終戦の時くらいからフエリがおかしくなった気がする。そして、その時からタイラーさんが学園を卒業してギルド職員になったはずだ」


「ということは、もしかしたら終戦の灰雨に何か関係があるかもしれないな」


「可能性はあるだろう。しかし、今はそれどころではない。一刻も早く探すぞ」


「ああ。わかっている」


 まさか、昼間にあった少女がフエリだとは思わなかった。

 それに何か大変な事になっているであろうとも思わなかった。

 元許嫁だった立場からすると、当時のお詫びとして何かしてあげたいところではあるが、今は悪神の手下の情報を探す方が優先だ。

 それに、もし終戦の灰雨に関係をしているのであれば、悪神の手下を俺達が倒せば解決するかもしれないから。


 あれから、少しの時間探していたがそれらしい情報は何もなかった。

 しかし、エリクサーの効果を薄めて大陸中に広める方法があることはわかった。


 鍵となるのは古代魔術であるミクヴァの魔法だ。

 少量となってしまうが、水で薄めて雨のように大陸に振らせることができるみたいだ。


 他の病気には対応できないが、魔力障害などの症状には効くみたいなので、今回の終戦の灰雨に困っている人を助けることができるだろう。

 これは思った以上の収穫だ。

 だからこそ、悪心の手下からエリクサーを取り返す必要がある。

 というか、正確にはダスさんからなのだけど。


「ここには他には情報がなさそうだから、他に部屋がないか探してみるか?」


「そうだな。外に出て気配を探してみるのもいいかもしれない」


 とりあえず、セインも外に出るのに意義はないみたいなので外に出ようと思う。

 いずれ時間を見つけて、再度この部屋に来ようと思う。

 

 部屋の外に出ると、やはり相変わらず真っ暗だ。

 ところどころ、灯りはあるが暗闇が続いている。


キャーー!!


 この声はフエリか!?


「セイン!!」


「ああ、行くぞ!」


 声がした方にセインと走り出す。

 何が起きたかわからないが、助けてみせる!!

読んで下さりありがとうございます。


すみません。

体調を崩してしまい、更新が遅れました。。。

思うように執筆ができず、明日も遅くなってしまいそうです。。。


更新が遅くなりがちですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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