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第47話 おっさん考案する

前話のあらすじ:遂に家を見つける

 さて、家を購入する事になってから、すぐに家を契約をしてくれた。

 その後は、無事に住むことが出来て安定した生活が出来ている。


 自分の家というのは安心して過ごせるので仕事が最近は効率よく出来ている。


 しかし、今は家を買ってから1週間程度経ったが、最初の数日はバタバタとして過ごしていた。

 バタバタ過ごした原因は、やはりスタンピードに関係することで、もちろんエリクサーについては、タナさんと2人で事情聴取を聖騎士団とギルド、師団にされた。

 だが、ルビーがいた事により簡単に話が進み特に渡すものや報告もなしという事で済んだ。


 今度ルビーにはお礼を言わないとな。


 普通なら、グランエリクサーなんて物を作り上げてしまったら王都に連れていかれて、同じ物を作るように働かされてもおかしくない。


 事情聴取以外には、仮眠室を引き払い実際に住む建物に引越しをした。

 家具とかは元々あった物や使い古した物をシードさんがくれた。


 また、馬もプレゼントしてくれた。

 もう懐いてくれて、街との往復に役に立っている。

 キールの街にも門を出たところとギルド脇にも馬小屋がある。

 俺は、ギルド脇に連れて来て良いとのことで、ギルドまで乗って来ている。


 馬で片道30分というところだから、中々離れた距離だと思う。

 ついでにこの世界の馬は身体強化だけ使えるため、車みたいな速度が出る。

 日本で競馬に出たら軒並み一位になってしまうだろう。


 だから、馬がいるおかげでそのおかげで俺が無理してわざわざ身体強化する必要がないのだ。

 本当にありがたいものだ。


 1週間も経てば、既に新しい家には慣れてきて休日は家でゆっくりと過ごしている。 

 タナさんやサリーは宣言通りに既に何回も来ている。


 しかし、今日は予定があると言っていたので、来ないと思う。

 だから、今はすることがないのだが、今後休日にやろうと思っていることは、月に15000ルトしか使えるお金がないため、他にどうやって稼ぐかだ。

 今月は、賃貸の支払いをしなくても良い事にしてくれたので、タナさんと食べ歩きで使った3000ルトを除いた22000ルトで生きながら、なにか方法を考える必要がある。


 他の月と同じように食費に15000ルトを当てたとしたら、7000ルトが使えるお金だ。

 事業を始めるにしても元手が少なすぎる。


 ……難しい。


 中級冒険者としてダンジョン潜るか?

 それとも、下級冒険者として、森とかで弱い魔物を狩ったり、薬草とかの収集系でも受けるか?


 これも1つの案なのだろう。

 やはり、なんだかんだ冒険者以外で稼ぐ事を知らないから、考えが出てこない。

 文明が発展してなければ、日本での知識が活かせるかもしれないが、この世界は文明は発展しているし……。


 何か携帯電話みたいなの作れないかな……。

 今、ギルドで使っている連絡するための魔道具は大き過ぎて持ち運びが出来ないから、需要は結構あると思う。

 正直、地球出身の俺はアドバンテージがあると思う。


 もしかしたら、当たれば大ヒットするかもしれない。

 

 試してみる価値はあるかな? 

 よし、それなら材料を集めるか。

 コンスタントにダンジョン潜るのは出来ないと思うけど、特定の物だけ取ってくるならそこまで難易度は高くないだろう。


 魔術陣を組み込む入れ物も大変だが、魔術陣も苦労しそうだ。


 特定の連絡の魔法陣通しを繋ぐだけなら、簡単かもしれないと思っている。

 イメージで言うと糸電話のようなものだ。


 実際にギルドの魔術陣はギルド本部にしか繋がっておらず、ギルド本部では横並びに通話用の魔術陣が並んでいる。

 これは、転移陣でも同じで王都のギルドでは転移陣が横並びしているし、各街の転移陣からは王都にしか行けず、他の場所に行きたければ王都を経由する必要があるのだ。


 しかし、地球では電話番号さえあれば、好きな人にかけることが出来た。


 こちらでも魔術陣に番号みたいに文字を付与して相手の番号を特定できるように出来れば使えるかもしれない。

 もしくは、特定の連絡の魔術陣通しだけしか繋ぐことが出来なかったとしても、持ち運びすることが出来るだけで価値はあるだろう。


 でも、この技術は今ある概念を壊す可能性があるから、解読されないようにしないといけない。


 魔法陣は魔法を発動した時に現れる陣で魔力で一時的に構成されている。

 魔術陣は特殊な魔力を蓄えられるインクを使用して記載することで、擬似的に魔法の効果を生み出す技術だ。


 魔法は技能が必要だが、魔術であれば魔力があり魔術陣さえあれば発動できる。

 もちろん、それ相応の魔力が必要となるけれども。


 魔術陣は魔法陣と同じように記載すれば良いのだが、魔法陣は詠唱すると世界が応えてくれて構成を自動でしてくれるため、意味を理解していない人が多い。


 だから、魔法に相当詳しい人でないと魔術陣は書けないのだ。


 魔法も魔術もミクヴァの時代から引き継がれてきたものだ。


 ん?ミクヴァ?


 解読されないようにするためには、ミクヴァ言語で構成されているミクヴァ魔法を使えないだろうか。 

 かつ、難解にしてフェイクも入れておこう。

 それに、魔術陣を入れた入れ物が分解されたら自動消去も入れておけば、解読され辛いと思う。


 ミクヴァ魔法の方が難易度は高いが、オリジナルのため効果が強く自由度が効く。


 一度、師匠にミクヴァ魔法について教えてもらっているから勉強し直せば出来るようになるかもしれない。


 コンコン!!

 ガチャ!!


「おい、レンいるか?」


 いやいや、ノックしてから返事聞かずに入ってくるなよ。

 誰がやって来たかと思ったら、セインがやってきた。


「いるよ。いきなりやってくるとは、どうした?

娘達の事で何かあったか?」


「サリーさんたちにバレたことを笑いたいがそれどころではない。

ん?お前の娘についてもおかしいことがあるぞ」


「うちの子になにかあったか!?」


「いや、危ないことが起きたわけではないが不自然な点があってな。

俺も義務教育があるから学園には通っているのだが、お前の娘たちを見ていて不思議でな。

あの子達、属性がたくさん使え過ぎだと思うのだ」


「あー、確かに言われたらそうかも」


「普通は1属性が基本で、複数の属性になると珍しい。

しかし、お前と同様にたくさん使えるのだ」


「多分、俺の血を輸血したから、そのようになったかもしれない」


「そうか。

と、言いたいことは違うことだ!

エリクサーはどこにある?」

読んで下さりありがとうございます。


昨日、日刊ランキングに乗っておりました。

評価、ブックマークしてくださった方ありがとうございます。


引き続き楽しんでいただけたら幸いです!

みなさま、今後ともよろしくお願いいたします!

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